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謎探偵X  作者: 黒笑闇雄
3/5

消されぬ記憶




これは二年前のMr.Xの記憶

脳にこびりついて離れない記憶

決して忘れてはならない記憶



―モスクワ(ロシア)郊外 何らかの採掘場あと



「マック―ス!どこだっ!どこにいるっ!?」


「ちがーう!エックスって言ってんだろ、ボブおじさん。全く俺の助手なら名前ぐらい覚えてくれ!」


「おうそこにいたか!ああ、悪いなエック…、MAX!!?なっ、なに!?ふっ、伏せろMAX!!」


ボブおじさんが急に叫ぶと同時にMr.Xの手を取りボブおじ側に強引に引き寄せた。


「WHAT!?」


と一瞬の後、物凄い閃光と爆音がMr.Xに押し寄せた。思わず顔を覆い縮こまる。

爆風が収まったあとMr.Xがおそるおそる目を開けると、目の前にはボブおじさんが立っていた。

ボロボロの体で


「・・・・・・・・・・」


そしてボブおじさんはその場で重力に対し無抵抗に崩れ落ちた。


「ボブおじさん!?ボブおじさぁああああああああああん!!!!」


Mr.Xは泣き崩れる。仕事柄ボブおじたんの死を一瞬で予感したのだ。


「ボブおじさんっ!何で俺なんかかばったんだよっ!アンタには大切な家族だっているし、今死ぬべきじゃないのにっ!!」


「、、よ、よう、勝手に殺すなよMAX。まだ、敵は、、気を付けろ、うう」


「ボブおじさん!?わ、わかった!!ピカピは俺が必ず倒す!それまで絶対死ぬんじゃねーぞ!」


「あ、あ、もう駄目だ、、後は、、頼ん、だ、ぞ、、マッ、ク、、、、、」


ボブは息絶えた。


「ピカピィー--!!!!!テメーは絶対許さねぇ!」


Mr.Xは少し離れた採掘場の入り口側に立っているピカピ・ハゲロビン・デルソーレ(イタリア)を睨みつけた。

その顔といったら、いや、今はやめておこう。


「ほぉー、その傷でほざくか・・・。お前もあのバカみたいに俺の最終奥義ディアクラッシャーで地に還るか?」


「んだと!(さっき倒したはずなのに、、こいつはほんとに人間か)傷はお互い様だ!勝負はこれからなんだよ!」


「ほぉ、それは良かった。でも生憎だが勝負はお預けだ、お前のことはよく知っているよ、まだお前には生きてもらわねば困る。

では、チャオ!」


ピカピはそう言うと、おもむろに原チャにまたがりその場を後にした。

茫然自失となるMr.X。

しかしこのまま戦っていたら、いかに優秀なMr.Xといえど命を失っていたことだろう。



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