91.トランプ作り
なんと昨日、本作の総合評価ポイントが、遂に100ptを突破致しました!
小人先生は嬉し泣きしたでございますよ。
本当に、本当に本当に、ありがとうございます(*´▽`*)
どうぞこれからも、よろしくお願いいたします(/ω\)
では、本編へどうぞ!!
完成したトランプを見て、みんなが歓喜の声を上げる。
これに連られて僕の周りには、他の宿泊者の人たちも、何事なのかと群がって来てしまった。
このトランプは僕たちのだからあげないよ~!!
さて、トランプはいくらでも遊び方はあるので、何の遊び方を教えようか?
やっぱり最初は一番簡単なものがいいよね。
となると・・・やっぱり定番中の定番 ババ抜きだよね!
ええっと、こうやってカードをシャッフルして、こうやって分けて、で、それぞれ合わさったカードは避けてしまってっと。
そうそう、これでようやくスタートできるようになったんだよ。
で、ルールはさっきみたいに・・・。
そうして、最後にジョーカーのカードを持っていた人が負けっていう感じだよ。
と説明し終わったところで・・・
「マジか! 俺、ジョーカー持ってるんだけど!?」
とカイトが暴露してしまった。
「ちょっと、ダメだよカイト! それは喋っちゃダメなんだって!」
「ああそうか。 ごめんごめん。」
もう、しょうがないなぁ。 僕はもう1回最初からやり直し、再度カードを配る。
すると・・・
「あ! 今度は僕だよ! なんで!?」
な・・・なんではこっちのセリフだよ!
なんで喋っちゃうかなぁ? みんなは!
絶対の絶対に僕への嫌がらせだと思うんだ。
すると、ハシュードさんが代わりにやるよと言ってくれた。
さすがは商人だけあって、頭のキレがいいんだね!
でも、その後の言葉に僕はビックリしたんだけどね・・・。
だって・・・
「よし、周りのみなさん! 今のでやり方は分かりましたよね? 今からこのハルトくんが、追加でトランプを作ってくれますので、1セット20,000ヨークでいかがでしょうか!!」
いや、ニヤリじゃないですよハシュードさん!!
てか2万Y!? 高すぎないですかこれ!?
だって、先日広場の露店で売った新品の服の最低価格と同じなんだよ。
トランプが新品の服と同価格っていうのは、前の世界だったら大批判だよね。
でもよくよく考えれば、僕はこの世界にないものを作ってしまったたんだから、確かにこの値段も悪くないのかもしれないね。
その証拠に、予約が殺到しているよ。
え!? 15セットも!?
単純計算で30万Yの売り上げだよ・・・。
うわぁ・・・ちょっと引いてしまうよ。
でも、これだけの数を作らないといけないってことだよね・・・。
そんなこんなで、目の前に紙の山が積み上げられる。
仕方ない・・・やるかっ!
僕はその紙の山から1枚ずつ紙を取っていき、頑張って次々に柄や数字を書き加えていく。
どれだけ続けただろう。
慣れてしまって今現在は作業ゲーをプレーしているような感覚だよ。
それを続けること、かなりの時間・・・。
「ふぅぅぅぅぅぅぅぅ!! 終わった~!!」
ようやくのようやく、最後の1セットを作り終わったのだ。
それを、最後まで律義に待っていてくれたお兄さんに渡す。
「お待たせしました!!」
「ごめんね、こんなに作らせちゃって。 ありがとね!」
「はい!!」
ありがとうって言われただけで嬉しくて、今までの疲れが飛んで行ってしまいそうだ!
というわけで、ようやく全部の注文分を捌き終えた僕は、ハシュードさんに報告をしに行った。
すると、ちょうど勝負がついてカイトが負けたところだった。
「うぅぅぅぅ~!! 何で俺ばっかり負けるんだよぉ~!? 8連敗だよこれで!!」
え、8連敗!?
大富豪とかならともかく、運ゲー要素の高いババ抜きでこれは・・・。
カイトは相当運が悪いみたいだね、とってもとっても・・・。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
作品が気に入って頂けたら、ブックマーク、感想、評価をお願い致します。
ブックマーク、感想、評価を頂けますと励みになります。
評価ボタンは、本作最新話の最下部に設置されておりますので、宜しくお願い致します。
それでは次話もお楽しみに!