88.再びギルドへ
昨日、なんと!! 本作のPV数が25,000PVを突破致しましたぁ~!!!
いや~、凄い!! ありがたいでございます!!
どうぞこれからも、応援よろしくお願いします(*´▽`*)
では、本編へどうぞ!!
ギルドへ到着すると、先ほどの足の踏み場もなかった状態が想像できない程、普段の落ち着きを取り戻していた。
すると、受付からサリーさんがピョコっと疲れた顔を出していた。
僕たちがその受付に向かって歩いていき声を掛けると、ようやく僕たちが来たことに気が付いた。
もう相当疲労困憊のようだね。
そんな状態でもちゃんと仕事をしようとするサリーさんは尊敬しちゃうよ。
僕たちに気が付くと、お帰りなさいって出迎えてくれて、いつもの部屋に通されて、ソーグさんを呼びに行ってくれた。
そうしてしばらくいつもの部屋で待っていると、ソーグさんがやってきた。
ソーグさんも見るからにお疲れのご様子だ。
ソーグさんによると、サリーさんは疲れに疲れているので、今日の業務は終了ということで上がらせたようだった。
サリーさん、お疲れさまでした。
さて、今日の成果をソーグさんに報告していく。
基本的にこういう報告事は、ロードさんが代表して行ってくれるので、僕たち他のメンバーは、何か聞かれたときに答えるぐらいなので、緊張とかはしなくていいんだ。
なんだか報告するって、何とも言えない緊張感があるからね。
このグループにロードさんがいてくれてよかったよ。
ソーグさんはロードさんの報告を、うんうんといいながら聞いていたけれど、ふと口を開いてこんなことを聞いてきた。
「ちなみに聞きたいんじゃが、今日は行って戻ってくるまでに、何人ダウンしたり大怪我を負ったりしたんじゃ??」
最後帰る時に、ラスカくんが安心してエイムくんの背中で眠ってしまっていたけれど、あれはダウンに数えなくてもいいよね。
なので答えは、0人となる。
すると、その答えを聞いたソーグさんが、目を点にして驚いていた。
それもそのはず、他のグループはほぼ壊滅寸前で救助されたり、そこまでいかなくても半数が負傷離脱して、何とか帰ってきたりってグループが多かったみたいなんだ。
なので、何で僕たちのグループがこうして無事に帰ってこれたのか、それが気になるみたいなんだ。
するとロードさんが口を開く。
「逆にソー爺、教えて欲しいんだ。 ちゃんとポーションを適度に飲みながらやっていけば、そんな壊滅とか半壊とか、そんな事態になることはないと思うんだ。 確かにモンスターの数は異常だったけれど、対処しきれないわけでもなかったはずだ。 俺らがそうだったようにね。 じゃあ、何でそんなことになったんだ? 何かとんでもなく強いモンスターが現れたりでもしたのか??」
そうロードさんが質問する。
すると、意外な答えが返ってきたんだ。
「別段強いモンスターが出たという話は聞いておらぬぞ。 ただ、何でそうなったのかを聞けば、みんな口を揃えて言うのが、急速出来る暇が一切なく、ポーションも1滴も飲めなかったからこうなったというんじゃよ。」
ポーションぐらい飲めないものなのかな??
「ロードよ、お主の話を聞く限りだと、お主らは十分とはいかないかもしれんが、適宜に休憩が取れ、ポーションも適量を摂取できているような感じじゃろう? 何故じゃ、何故そんなことができたのじゃ?」
この質問にロードさんが、僕とライムくんがやっていた魔法の壁を使って、安全地帯を都度確保していて休憩を取っていたことを教えてあげていた。
すると、なんじゃそりゃと言わん顔でこっちを見てくる。
なので僕は、その安全地帯を確保するのに役立った魔法の壁を説明してあげる。
すると、それを早く教えんか!と言われてしまったんだ。
なので、そんなこと言われてもなぁって顔をして困っていると、すまんすまんって謝られたんだ。
まあいいんだけど、それより他のグループのみんなは、魔法使いもいるっていうのに、こういうことをやっていなかったみたいなんだ。
そりゃあれだけギルド内中があんな悲惨な状況になるのも当然だよね。
ということなので、この魔法の壁を使う戦術は今後共有されることになったんだ。
何で逆に、普段から魔法を使っているような人たちが、誰も思いつかなかったのかが不思議で仕方ないんだけれど、ここでは黙っておこう。
そういう感じで報告が終わって、明日の予定が伝えられたんだけれど、あんな状況だったこともあり、明日はお休みということになったんだ。
そういえば久々の休みなような気がするよ。
明日はゆっくり寝ることにしよう。
そういうことで、今日の報告会はこれでお開きということになった。
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