84.宿屋の新兵器!?
二昨日と一昨日、本作の1日でのPV数が700PVを超えておりました!!
凄い!!凄過ぎます!!
ありがとうございます(/ω\)
あのあとお兄さんの足は、見事ロードさんにより復活を果たした。
社会人になってからは、通勤も田舎都市だったので車だから、なかなか足を使ったりする機会もなく、運動する機会もないから、久しく足を攣った記憶がないんだけど、学生時代は部活で酷使してたから、何回も攣ってたんだよね。
あの時は本当の本当に痛かったよ。
1回攣っちゃうと、そのあとも攣りやすいから辛いんよね。
この後お兄さんの足がまた攣ってしまって非常に痛々しかったよ。
「あのさ、ここで待っててもさ、こいつみたいに二次被害みたいなの出ちゃうからさ、お前らが泊っている宿に一旦行かないか? もうさ、ちょっと休憩してからでもいいと思うんだよ。」
そういうことなので、僕たちはここで待っていてもらちが明かないというわけで、ロードさんの提案で宿へ向かうこととした。
ギルドの出入り口に向かう途中、サリーさんとすれ違った。
「あ、戻ったのね。 お疲れ様。 ごめんね、ちょっとこんな状況だからさ。 しばらくどこかで待っててもらえないかな。」
「おうサリーか。 ひどいなぁこの状況。 こんなんだから俺ら、こいつらが泊ってる宿でちょっくら休憩してくるよ。 ここ、座る場所も何もないからな。」
「そうね、その方がいいわ。 また休んだら報告に来てちょうだい。 きっとその頃には大丈夫なはずだから。」
サリーさんとはこれでお別れして、僕たちは宿へ戻っていく。
宿までの道中は、もう疲れに疲れて誰一人として、一言も喋らなかったのは言うまでもない。
それは、村への帰り道で唯一はしゃいでいた僕とカイトも同様だ。
みんなが無言のまんま歩いて、無事に宿まで帰ってこれた。
誰も倒れなくてよかったよ。
「おかえりなさーい!!」
「ただいまー!!」
扉を開けると、元気よくマコトさんが出迎えてくれた。
よかったよ、扉を開けた瞬間にバイオ映画かのような光景が、ロビーに起こっていなくて。
「あれ? こちらにいるお連れさんは、門番さんなのではないのかい?」
「あ、どうも。 お察しがいいようで、その通り門番してる者です。 ちなみにこいつらも同僚です。」
「どうもー!!」
みんなが挨拶していく。
うんうん、誰だこいつら!?って追い返されなくてよかったよ。
まあ、マコトさんはそんなことしないと思うけどね。
すると、優しいマコトさんはこんな好待遇を、ロードさんたち門番組にしてくれるようだ。
「それにしても、もの凄くボロボロな状態じゃないですか!? 早く早く! 今日はお風呂ってものを導入したんですよ。 あったまりますから入ってください!!」
あれ、お風呂ってね、実は僕がこの間、ポロっとマコトさんに喋っちゃって、何それって聞かれて教えたやつだよね?
いつの間に導入していたんだ!?
行動が早すぎるよ!
作ったのなら、僕が一番風呂に入りたかったよね、僕が教えてあげたんだし。
まあまあまあまあ、この状況だし、そんなわがままも言っていられないよね。
僕も入ることができるんだし、まあ、いいよね!
さて、どんなお風呂を作ったんだろう?
楽しみだなぁ!!
「今日導入したばかりですから、あんまり汚さないでくださいね。 分かりました??」
「はーいっ!!」
僕たちは元気な返事をする。
「良いお返事です! じゃあ案内しますね!」
よし! おっ風呂~おっ風呂~!!
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
作品が気に入って頂けたら、ブックマーク、感想、評価をお願い致します。
ブックマーク、感想、評価を頂けますと励みになります。
評価ボタンは、本作最新話の最下部に設置されておりますので、宜しくお願い致します。
それでは次話もお楽しみに!