77.配置完了
本作のPV数が19,000PVを突破~~!!!!
年内10万PV達成目標の予定がこれはもしや!?
本当に、本当に、本当にありがとうございます(*´▽`*)
では、本編へどうぞ!!
このあと結構経ってからソーグさんが現れて、今日の説明が行われた。
本人は何も気にしていないのか、気が付いていないのか言っていなかったけれど、そのあとサリーさんが遅れたことを全力で謝っていた。
そして、気になる今日の配置は、西の森に一番近い部分を担当することになった。
詳細な説明の部分は省くけれど、今日は浅瀬部分からどんどん奥に向かっていき、出会うモンスターを全て殲滅していくということだった。
今日は夕暮れ前まで行い、状況により日を分けて行うかどうかを、結果を集計して明日発表するようだ。
ということは、結局のところ明日も来なきゃいけないんだね。
ということで事前の説明が終わったので、僕たちは配置についた。
もう森の手前に立っただけで、モンスターたちの凄い鳴き声が、もの凄くギャーギャー言っているよ。
ちょっと怖いよこの異様な雰囲気。
昨日までの3日間、森の中腹から森の奥地まで行って来て、その場その場の特別な重圧の様なものを感じてきたんだけど、それとは全く違った雰囲気なんだよね。
そしてそして、この感じ、最初にこの森に入って瀕死の状態になったあの日以上に、ほんとにほんとにヤバそうな感じがするんだよね。
ま、まあ今日は他の冒険者たちも入って行くんだし、3人だけで入って行くわけじゃなくって、今日はロードさんたちも、エイムくんも、ラスカくんも一緒なんだ。
だから、きっと大丈夫だよね??
でも、ちょっと怖いんだよね・・・。
だって、最初にこの森に入った時に、あんな大変で、死んじゃうんじゃないかってぐらいの目に遭ったんだからね。
そんなこともあって、僕はちょっとだけ身体が震えてしまっていたようなんだよね。
するとカイトがそんな僕を心配して、肩をポンポンしながら話し掛けに来てくれたんだ。
「おいハルト、大丈夫か??」
「あ、カイト。 ごめん・・・、ちょっとあの時のこと思い出しちゃって・・・。」
「大丈夫だよハルト。 心配し過ぎだぞ。 俺らが付いているだろ? な。 だから大丈夫だ。」
「ありがとうカイト。 1人じゃないんだもんね。 頑張れそうだよ!」
カイトはこういうところがほんとに優しいよね。
「さて、じゃあ早速森へ入って行くぞ!」
ロードさんのこの一言で、今日の地獄の激闘が開始した。
そして森へ踏み込んだ瞬間、早速モンスターたちが襲い掛かってきた。
多すぎる、これはさすがに多過ぎるよね。
モンスター達のコンサートのライブ会場に踏み込んでしまったかのようだよ、この状況は。
戦いながら辺りを少しだけ見渡すと、ビックリしちゃったんだもん。
辺り一面が、人、人、人ならぬ、モンスター、モンスター、モンスターの波だったのだ。
なので、今日はとにかく超大変で、魔法を放ちながら同時に剣を振るっている状況なんだよ。
もう完全に魔法剣士なんちゃらって状態だよね。
これほんとに今日1日だけじゃ、絶対どうにもならないと思うよ。
だって、全く全く、全く先に進むことができないんだよ。
さっきまでちょっと怖い怖い言っていたけれど、そんなこと言っていられる状態じゃないよね。
もう、そういう心配よりも、夕暮れ前まで魔力は持つんだろうかとか、体力持つかなぁ?ってことしかもう頭になかったんだ。
本当に心配だよ。
一応ポーションは配給されたけれど、飲む暇あるのかなぁ? 足りるのかなぁ?
もう、そういう不安ばかりだよね。
まあ、もう引き返せないから、やれるだけやってみるけどさぁ・・・。
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それでは次話もお楽しみに!