75.串焼き屋のおじさん
今日みんな休みなのかい!?
僕はお仕事でございますよ、どうなっているんでしょうねぇ・・・。
それはともあれ、昨日本作のPV数が18,000PVを突破したでございますよ!!
ptも80ptを越えて参りました!!
みなさんのおかげで、火曜日の憂鬱でもお仕事頑張れるであります!
ありがとうございます!!
では、本編へどうぞ!!
「お~いっ! お前たち何じゃれてんだ??」
すると、後ろから聞き覚えのある声で話し掛けられた。
んん?? と振り返ると、そこには見覚えのあるおじさんがいた。
ただ、誰だっけな??
ん~?? 見たことはあるし、聞いたことがある声なんだけどなぁ??
そう思いながら横にいるカイトの顔を見てみると、カイトも誰だっけな?? って顔をしていた。
うん・・・やっぱ分かんないや。
二人顔を見合わせ、そういう結論になった。
すると、その様子を見ていたおじさんが、不思議そうな顔をしてからこう言ってきた。
「あ、邪魔しちゃったかな?? えっと・・・ごめんな。」
「あ、いやいや、そうじゃないんです。 ただ・・・。」
「ただ・・・??」
「ただ・・・、おじさんの顔、見たことあるし、声も聞いたことあるのに、誰だか思い出せなくって・・・。 すいません!!」
「なんだ、そんなことだったのか。 俺はいちいち全員のこと覚えてないし別にいいんじゃないかなぁ?」
「そうですかね・・・?」
「そういうもんさ。」
「ちなみに・・・おじさんだぁれ??」
「俺はいつもは、外の街道で串焼きを売ってるぞ。 だから見た事とかあるんじゃないか??」
「あっ!! おじさんそうだよお!! 串焼き屋さんのおじさんだよ!!」
「おお! 分かってくれたか!! 人から顔とか声とか覚えられるって、嬉しいもんだなぁ。」
串焼き屋さんのおじさん、凄くニコニコしてるよ。
「どうだ? 俺の串焼き、食べてくれたか??」
「はい!! もう匂いからして美味しいから、食べないなんて選択ありませんよ!!」
「そうかそうか、嬉しいなぁ!」
「で、実際に食べてみたら、もう究極に美味しいんですから、もう幸せな気分になっちゃうですよ!!」
「そこまで俺の商品を褒められると、ホントに嬉しいな! 今度また寄ってくれよ! ごちそうするからさ!!」
「ほんとですか!!! ありがとうございます!!」
おお、偶然話し掛けられて少し話しただけなのに、まさかのまさかでございますよ!
美味しい美味しい串焼きを、タダでゲット出来てしまうことになったよ!!
せっかく仲良くなったことだし、気になっていたことを聞いてみた。
「おじさん、1つ聞いてもいい??」
「ん? なんだ?? 何でも聞いてくれ!」
「おじさんのお店で出してる値段って、とってもとっても安いと思うんですよ。 モンスターのお肉なんて、さらにもっとしても良さそうなんですが、なんでそんなに安いんですか?? あんなに美味しいのに!?」
「おう、そのことか。 俺な、普段はああやって串焼き屋をやっているけども、実は冒険者と兼業してるんだよ。 だから、ああやって出してる肉は、どこかから仕入れるんじゃなくて、自分で狩った中の動物やモンスターを使っているから、あの値段で出せるんだよ。」
「おじさんも冒険者だったんだ!! でも、あんなに安いと大変じゃないですか??」
そう思えば、前の世界でも確か、牛丼やカツ丼を格安で売ってくれているチェーン店があったけれど、一体全体どこから利益が出ているのか不思議なくらいだったんだよね。
「そんなことないぞ。 狩りをするには危険はあれど、ほとんど原価は掛からないし、商品にしているものたちは、基本的には他の討伐依頼のモンスターを探すついでで見つけてるだけだからね。 だから、全然大変な事はないから、心配しなくて大丈夫だよ。」
良かった!
あんなに美味しいのに、無くなっちゃったら、楽しみが1つ減っちゃうもん。
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