73.遅起き
昨日の夕食は、トンカツを食べて来ました!
そうか、こういう料理をアレンジして小説に出してみたら・・・と、日々考えているでありますよ。
アイデアの神よ、舞い降りてぇ!!
あ、本編へどうぞ!!
翌朝、僕はいつもどおり一番最初に起きたと思いきや、なんと3人の中で一番最後に起きたみたいなんだ。
随分と気持ちよく眠れた感じがするよ。
目が覚めて周りを見渡すと、いるはずのハシュードさんとカイトのベッドがもぬけの殻だったんだ。
どこにいるんだろうか?
そう思いながら、さらに辺りを見渡してみた。
身体はまだベッドの中ではあるが、頭は完全に起こしている。
なので、さっきより随分広い範囲をカバーできたと思うんだ。
だけど、誰一人として姿が見えなかった。
そして、耳を澄まして音を聞いてみたんだけど、部屋の中からは一切音が聞こえないし、聞こえる気配もない。
「うぅ~ん。」
僕は大きく伸びをして、身体をベッドから起こした。
うん、やっぱりこの部屋の中には誰もいないみたいだね。
取り敢えず僕は、誰もいない部屋の中をうろちょろしてみる。
特に意味もないんだけどね。
いっつも一番二番に起きているので、こういうのって何だか不思議な感じだね。
まあ、そうこうしていてもしょうがないので、寝間着から服を着替えてみた。
やっぱり部屋には誰もいない・・・。
もう何をやっていたとしてもこの部屋には誰もいないので、食堂まで行ってみることにしよう。
スタスタスタスタ。
僕はただ一人、廊下を歩いていく。
そして、食堂に近づいていくと、近づくにつれ、みんなの話し声が聞こえてきた。
そこには、ハシュードさんとカイト、それにエイムくんとラスカくんもいたんだ。
さらにそのテーブルには、美味しそうな朝食が並んでおり、もうみんな既に、半分ぐらい食べ終わっている。
なんで・・・?? なんで誰も僕を起こしてくれなかったんだよ?
ちょっとさ、なんか悲しいよね。
僕だってみんなと一緒に、楽しく話しながら朝ご飯を食べたいのにさぁ。
そう思い、みんなが楽しそうに朝ご飯を食べる光景を眺めていたら、マコトさんが僕に気が付いてくれた。
「あ、ハルトくん、おはようございます! 朝ご飯今作りますから座って待っていてくださいね!」
「あ、おはようございます!」
すると、このやり取りでみんなも僕に気が付いて、声を掛けてくれた。
「おう、ようやく起きたかいお寝坊さん。」
「起きましたよ! 何で一緒に起こしてくれなかったんですか二人とも!!」
「あんなに気持ちよさそうにグッスリ寝ていてよく言うよ。」
「そうだよ、ハルトくん。 まだまだ起こさないでって顔しながら寝てたんだよ。 あ、カイトがイタズラしようとしていたから、ちゃんと止めておいたから安心してね。」
「カイトー!!」
「なんで言っちゃうんだよー。 ゴメン!! ゴメンって!!」
「ゴメンで済んだら警察なんちゃらじゃぁ~!!」
「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「あ・・・あのぉ・・・。 朝ご飯出来たんですけど~・・・。」
「あ! 食べます食べます!!」
「た、助かったよマコトさん・・・。」
「マコトさん、朝ご飯ありがとうございます! いただきます!!」
「いえいえ! たくさん食べてね!」
「はいっ!!」
朝ご飯は昨日のスープの残りに、目玉焼き、そして、ベーコンのようなものを焼いたものだ!
今日もマコトさんのご飯は絶品だ!!
これで今朝のモヤモヤも完全に晴れそうだ!
美味しいご飯をたくさん食べて、超過酷そうな今日に挑むぞ!!
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それでは次話もお楽しみに!