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71.村への帰還

 地球が凍ってしまいそうなぐらい寒いでございますブルブル

 風邪だけひかないように気を付けましょう。


 大人数での帰還大作戦開始。


 もう、正直安心感が半端ないよ。


 僕たちの周りに、一体何百体のクォーツたちがいるのだろうか?


 ドッ!ドッ!ドッ!ドッ!


 ああもう軍隊が行進しているみたいな音しちゃってるよ。


 そんなこんなで、森の奥地だろうが、中腹部分だろうが、浅瀬だろうが関係なしに、もうモンスターが枯れてしまうんじゃないかってぐらいクォーツたちが蹴散らしていった。


 おかげで僕たちは、一切戦わずに歩いているだけでコルト村に到着してしまっていた。


 僕たちは王様か何かかな?ってぐらいな感じだよね。


 「ありがとうございました。 ハハハハハ。」


 ロードさんがもう笑っちゃってるよ。


 「ちょっと連れてき過ぎたかもしれないなぁ、フフフ。」


 ソンチョーさんも笑っちゃってるじゃん。


 この大軍勢を連れてきた張本人だよこの人。


 「じゃあな、坊や。 また遊びに来いよ! また思い出語り合おうぜ!!」


 「はい! 楽しい時間をありがとうございました! また遊び行きます!」


 「絶対だぞ!!」


 「もちろんです!!」


 うぅぅ・・・別れるのが辛過ぎるよ。


 異世界に来て初めて会った転生者。


 それがまさかのモンスターだったけれど、数時間でこんなに打ち解けられたんだよ。


 だけど、冒険ってこういう出会いもあれば別れもあるものだからね。


 絶対の絶対にまた会いに行こう。


 「元気でな。」


 「ソンチョーさんも元気で!」


 僕たちは熱い握手を交わし合い、さよならをした。



 ソンチョーさんたちクォーツの大軍勢と別れた後、僕たち一行は冒険者ギルドへ向かった。


 今日あったことを伝えるためだ。


 クォーツたちの村があったこと、クォーツたちが今までやってくれていたモンスターの間引きのこと、クォーツたちから聞いた状況について。


 そのことを1つ1つソーグさんに説明していったんだけど、1つ話すたびに信じられない!! こんなことが!? とビックリして、なかなか話が進まないんだ。


 驚くのは分かるけど、もう外も真っ暗だし、そろそろオーバーリアクションやめてくれると嬉しいな。


 まあ、そのことはさておき、結局全部を伝え終わるのを、ロードの左の席にチョコンと座って待つこと2時間・・・。


 はぁ、ようやく終わったよ。


 ソーグさんがようやく部屋を出て行った。


 何かを決めるためらしい。


 はぁ、長すぎだよほんと。


 これなら校長先生の長い話の方がまだマシだよね。


 そう思いながら周りを見ると、みんなもう疲れたような顔丸出しだよ。


 「ソー爺長すぎだわ、って、もう真っ暗じゃね!?」


 ロードさんもこんなこと言っちゃってるよ。


 声大きすぎてソーグさんに聞こえちゃうよ。


 すると、ドタバタした音を響かせながら、ソーグさんが部屋の中に勢いよく入ってきた。


 「なんだお前ら、もう夜じゃないか!? 気付かんかったわ。」


 大丈夫?お爺ちゃん・・・。


 「まあええわい。 今決めてきたぞ。 明日北の森のモンスターを狩りに行ってもらうじゃろ。 その後の日のことなんじゃが、しばらくはうちの職員で定期的に各方面の森の間引きを行う事とした。 その後は段階的に手を考えながら、その業務を冒険者たちにやってもらおうかということになったぞ。」


 「そうですね、ソー爺。 そうすべきです!」


 おお、決定が早い!!


 話を分かってくれたみたいで良かったよ。


 これでこの先この村には、平和が訪れること間違いなしだね!



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


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