70.ソンチョーさんとの別れ?
今作の話数が70話目に!!
遂に70話目ですよ!!
以上です!!(笑)
「もう帰るのか・・・寂しいなぁ。」
僕たち一行は夕方まで村に滞在しクォーツの村人たちと交流した。
そして、暗くなるといけないのでそろそろコルト村に帰ることになった。
「じゃあ、お世話になりました!!」
僕たちが村のみんなに挨拶して、コルト村まで帰ろうとすると・・・。
「コルトの村の近くまで、俺たちに護衛させてくれ!」
そうソンチョーさんが言い始めた。
ソンチョーさんはいつの間にか、老人の姿から本来の青年の姿に戻っていた。
みんな、こんなやついたか??って混乱しちゃってるよ。
「俺だ俺! ソンチョーだよ。 こっちが本来の姿ね、よろしく!」
いやいや、よろしく!じゃないよね。
「こ、これはどういうことで・・・??」
ハシュードさんが困惑しちゃってるよ。
「あぁ、だからこういうことね。」
そう言ってソンチョーさんが、老人の姿になる。
そうして再び青年の姿に戻った。
「姿が変わった!? な、なんなんですか!?」
さらに混乱しているよ、どうするつもりソンチョーさん?
「いやだからさ、この村に入ってきたとき、とんでもないぐらい警戒してたじゃん。 だからさ、警戒させちゃいけないかなって思ってさ。 ただ、今度は戻る機会を失っちゃってさ。」
「は、はぁ。」
なんとなくは納得できてるのかな。
「で、そんな凄い俺らに護衛させてくれないか??」
「だだ、ロード、どうする?」
ハシュードさんがロードさんに話を振る。
「それならそれで助かるからいいと思うぞ。 ただソンチョーさん。 あんたらどうするよ? 帰る頃にはもう途中で夜になっちまうんじゃないか?」
確かにそうだ。
僕たちは暗くなる前にコルト村に辿り着けるけど、ソンチョーさんたちは帰り道がある。
さすがに夜となれば、ソンチョーさんがいても危ないんじゃないかな?
だけど、そうでもなさそうなんだ。
「そこの心配はいらないぞ。 なんせ俺らクォーツってのは、便利なことに夜目が効くんだよ。 だから暗くなったところで変わりないんだよ。 それに、逆に夜目が効かないモンスターも沢山いるから、逆に夜の方が安全なんだよ。」
おお、クォーツにそんな特性があったとは。
「なら大丈夫ってことか。 俺たちの村に泊まらせてやりたいがモンスターってのが何言われるか分からなかったからな。 すまんがお願いできますか?」
「おう! 俺たちに任せとけ!!」
ということで、僕たちのコルト村帰還の護衛を、ソンチョーさんたちがしてくれることが決定した。
なかなかに心強いね!
ということで、ソンチョーさんたちの準備があるので、しばらく待つことになった。
通りを埋め尽くしていたクォーツたちが、みんな一斉にいなくなったけれど、それだけ大そうな準備をするつもりだろう??
そう思い待っていると、ソンチョーさんたちが戻ってきた。
あれ? 何百人といるクォーツたちみんなが、剣や槍、盾などを装備しているよ?
え? みんな来るわけじゃないよね?
戦争にでも行く気なの??
そう思い尋ねる。
「あのぉ、この人数は??」
「護衛だぞ。 この村には数十人残すから、そこは心配しなくていいぞ。」
「あの・・・護衛というか、戦争にでも行く気でしょうか??」
「護衛だぞ。」
そんなニコッとされたら断れないよ。
まあ何はともあれ、もうこの状況じゃぁ、僕たちの無事は確定されたようなもんだね。
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それでは次話もお楽しみに!