68.前世では何人?
昨日は節分でしたね!!
鬼わぁ~外~ 福わぁ~内~!!って皆さんやりましたか??
ぼくは厄年を追い払うためにやってきましたよ!!
もちろん、恵方巻きも小人先生の飛躍を祈って食べましたよ!!
さぁみなさん!駆け抜けて行きましょう!!
では、本編へどうぞ!!
「ちなみにソンチョーさんって、こっちの世界に飛ばされる前は、どこにいたんですか??」
これはかなり気になっていたことだ。
僕たち地球に住む人の感覚で言うと、この地球以外に自分たちと同じ外観の人間はいないと思っている。
もしかしたら、遠い遠い遥か先の星に、同じように暮らしている人たちがいるのかもしれないけれど、それは本当にいるかわからないし、宇宙人だっているかどうかも定かではないしね。
ましてや、今の僕がいるような別の世界があるなんて、望む人はたくさんいそうだけど、空想上の物語レベルだもんね。
ただ、こうやって別の世界に来てしまった以上、別の世界は確実にあるのだから。
だから、ソンチョーさんが元いた場所が、世界が、僕と同じ世界で、地球という星だとは限らないからね。
もし別の世界があるのならば、是非聞いてみたい限りだ!
そんな非常に興味深い質問に、ソンチョーさんが答える。
「ん? そんなの決まっているだろ? 地球以外に何がある?」
その言葉を聞いた瞬間、僕は物凄く落ち込んだんだ。
本当は同じ地球の人だから嬉しいはずなんだけど、だけど他の世界とか、他の星とか、そういうものだったらいいなって考えちゃっていたからね。
「なんだその変な顔は?」
相当落ち込んでいたんだろうね。
変な顔しちゃっていたみたいだ。
でもまだチャンス?はある。
僕の知らないような時代や、僕の行ったことがないような国の人だったら、是非そのことを教えてもらいたい!
そう思って、何だか変な顔を真似ているのか、メチャクチャ変な顔をしているソンチョーさんに、思い切って聞いてみたんだ。
「あ、いや。 僕ってそんな顔してましたか?? って、そうじゃなくて、同じだったんですね。 ちなみに、どこの国で暮らしていたんですか??」
「きみも地球人か!! どこだと思う?? どこだと思う!?」
嬉しそうだなぁ。
「えぇっと、アメリカ!!」
「ちゃう!」
「じゃあ、ロシア??」
「違うよ!!」
「じゃあ、イギリス??」
「当てる気ないやろ!! ほら! もっと出てこんか?」
そろそろ教えて欲しいんだけどなぁ・・・。
今の時代じゃない国とか言ってみるかぁ。
「そしたら、インカ帝国ですか?」
「それは舐めてるわっ!!」
そう言って、2人で大爆笑。
だよね、違うよね。
「ハハハハ! で、実際は??」
「日本だよ日本。 あ、分からんかな? ジャパン、これなら分かるやろ?」
「え・・・!? 日本・・・!?」
よりによって、同じ日本出身だったのは残念だけど、でも同郷って嬉しいね!!
「僕もです!! 僕も日本です日本!!」
「うおっ!! マジか! きみもか!! 何で最初に出てこんのや!?」
嬉しそうに喜んでいる。
確かにそうだよね、何で最初に言わなかったんだろうね。
たぶん、色々な期待があったからなんだろうね。
インカ帝国とか、名前しか知らないから、どんなんだったか気になるしね。
「何でなんでしょうかね。 何故か候補になくって・・・。」
「おっかしい子だよきみ。 きみも日本に住んでたのにさ。 当てて欲しかったのにさぁ。」
ちょっと残念そうだ。
まあ、そこは本当にゴメンですね。
で、日本に住んでいた人だったってことは分かったんだけど、まだ希望はあるよ。
それは、どの時代の人なのか!
戦国時代とか、江戸時代とか、気になりまくるよね!
それか、未来の人だったら、日本がそして世界がどんな発展を遂げているのか気になるよね!
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それでは次話もお楽しみに!