57.ラスカくんとロードさん
ようやく金曜日ですね!
しか~し、僕は明日もお仕事でございます。
今日で今週のお仕事、学校お休みのお兄さん、お姉さん、学生さん、お疲れ様です!
まだまだお仕事の方は、僕と一緒に頑張りましょうね。
ちなみに現在ご覧の57話で、本作の文字数が8万字を突破しました!!
では、本編へどうぞ!!
いよいよ僕たちは、森の奥地へと向かい、森へ入っていった。
できるだけ戦闘は極力避ける。
ソーグさんのこの助言を守ろう。
でも、やっぱりどうしてもモンスターとは遭遇する。
特に、モンスターの密度の濃い浅瀬では尚更だ。
なので僕は、そうした時は先日調達した剣を握り、近接戦に臨む。
「うおおおっ!!」
モンスター目掛けて剣を振り下ろす。
その一撃は、見事モンスターに命中して、モンスターはその場に倒れ伏した。
うんうん、剣の腕は一応問題なさそうだ。
まあ、自分で言う事じゃないかもしれないけれど。
そんな感じで、何度か遭遇したモンスターは、みんなで交代っこしながら倒していった。
うん・・・ラスカくんは・・・剣術は苦手なようだね。
もう見ていて分かるよ、どう見てもぎこちないんだもん。
ああ・・・また空振りしているよ。
大丈夫だろうか? 誰も助けないんだけど、いいんだろうか?
あ・・・空振りしてコテッてこけちゃってるよ。
さすがにちょっと危なさそうだったから、僕が助けに入ってあげた。
みんな何で見てるだけなんですかぁ・・・。
「あわわ、ハルトくん、ありがとう。」
「よく頑張ったよ、ラスカくんは。」
なんて声を掛けたらいいか分からなかったけど、取り敢えずこんな感じで声を掛けてみた。
「ううぅ・・・。」
何か唸っているようだけど、まあ気にしないでおくよ。
そうして歩いていくと、森の中腹に突入したようだ。
空気が重くなったので、間違いないだろう。
森の中腹に入ると、モンスターの気配がサッと消えた気がした。
実際モンスターは出てこないし見掛けないので、きっと感じたことは間違いないと思うんだ。
中腹では、モンスターたちの縄張りに入ってしまわない様に、注意しながら歩いていく。
そのおかげで、中腹に入ってからまだ、モンスターとは遭遇していない。
ロードさんの先導について行っているだけなんだけど、さすがだよロードさん!!
そこで、ロードさんを褒めてみる。
「凄いよロードさん! モンスターが縄張りにしていないところが、ちゃんと分かるんですね!」
すると、意外な言葉が返ってきた。
「おうハルト、そう見えるか!! ありがとな! でもな・・・、うーん。 実はだな・・・そんなの見分けがつくわけないじゃないか。 適当に思い付いた道を歩いているだけだぞ。」
「え!?・・・」
どういう事??
だって、全くモンスターに遭ってないんだよ??
適当に歩いているだけなら、この人どれだけ運良いんですかね!?
「そんなわけないじゃないですかぁー。 だって、今までモンスターに遭ってないんですよ。 実は隠れた能力があるとかなんとかじゃないですか?」
「まあ、そうしておいてもらってもいいぞ。 でも、俺もそこには驚いているよ。 どんだけ運が良いのやら。」
本気で運が良いだけっぽいよこれ!?
僕って毎回ケガとか何かするから、運を吸い取られていたりしてるんじゃないかな?ってぐらいだよね。
ロードさんが羨ましいよ。
そんなこんなで、今日の前半は、みんなの意外な面が見れた気がする。
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それでは次話もお楽しみに!