48.ロードさんの追及
今日はイチゴの日ですね!
え!? もう深夜1時!? ヤバイですね、寝落ちしなくて良かった!
今日も無事に小説をお届け出来ましたので、本編へどうぞ!!
では、いよいよ森へと向かう事となった。
ハシュードさんとロードさんが、何だかコソコソ話をしている。
「んなっ!? お前マジで言ってんのか!?」
「マジだって。 そんな疑うんなら本人に聞いてみんよ。」
「ほんとなんだよな? 違ったら俺が恥ずかしいぞ。」
「だからホントだってば!」
そのやり取りが聞こえた後、ロードさんが僕に歩み寄って来た。
「おうハルト! お前!! 水魔法が使えるってホントかよ!? ホントなんだろ!?」
うおっ!? 正直ちょっと怖いよロードさん!!
「ホ、ホント!! ホントですからああぁ。 うわぁぁぁぁぁぁぁ、揺すらないでぇ~」
ロードさん、マジで肩取れるからさぁ。
「か、肩取れますってぇぇ。 ねえ、聞いてますううう!?」
久々に大声出したよ。
もう、こんな大声出したから、ようやく揺すらないでくれた。
「お、おうすまんすまん。 でも、ホントに使えるのかよ!?」
「使えたんですって。 もう、前に進まないから、今ここで出しましょうか?」
「やってやって!!」
子供か!!って心の中で突っ込んじゃったよ。
もう、こうやってせがまれたら、やらざるを得ないよね。
一旦道の端によって、みんなで僕を囲う。
「じゃあ、子供みたいにロードさんがせがむから、1回だけ、1回だけですよ。 1回だけですからね!」
「うん! 早く早く!! 見せてくれよ!!」
しょうがないので1回だけやってあげる事にする。
ほんとにギルド出てから、全く進んでないんだもん。
「いきますよ。」
そう言って僕は、手の平の上に水魔法で水の玉を出現させる。
すると、ロードさんをはじめとした門番組がビックリしている。
いや、魔法使える世界なんだから、水魔法ぐらい見たことあるでしょ?
というか、何ならラスカくん昨日ガンガン使ってたよね?
ちょっとラスカくんが可哀想だよ・・・。
「うおおおおおおお!!!!!! 水が出たぞ!! 水だぞ!!」
その反応なんだろう?
砂漠で遭難でもしたのかな?
まさに、そんな状況でオアシスを見付けた人かの様じゃん。
そんなこんなで、何だかショーをやっている様な感じになって人が集まりそうだったので、僕はその場を向けだした。
少し歩くと、みんなも抜け出せたようだ。
訳分からず集まった村のみなさんには申し訳ないね。
「もう、これはロードさんたちのせいですからね。 あんなになっちゃって。」
「す、すまんな。 あんなになるなんてなぁ。」
「あんだけ騒いだらなりますって、もう!!」
しょぼんってしていたけれど、まあ今日はこのまま置いて行こう。
だって、いつまで経っても森に辿り着かないんだもん。
ということで、今度こそホントのホントに森へと向かって行った。
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それでは次話もお楽しみに!