43.ごちそう
実は前話で6万文字を突破しておりました!
たくさん書きましたね!
まずは10万文字目指して頑張ります!!
冒険者ギルドでの報告が終わり、一度解散した僕たち。
「今日はありがとうございました!」
「おう! こっちこそありがとな。 じゃあまた明日!」
「はい! また明日!」
ロードさんたち門番組とはここでお別れだ。
エイムくんとラスカくんは同じ宿に泊まっているという事なので、一緒に向かう。
この村唯一の宿だから、知り合いでもいない限り、そりゃそうだよね。
ちなみに、昨日と今日、僕たちが倒したモンスターは、現在買い取りの査定中だ。
あまりにも数が膨大なので、買い取り金額の確定はまた後日という事になったのだ。
その道中、例の串焼き屋さんでハシュードさんが、みんな分の串焼きを買ってくれた。
もうモンスターは飽き飽きなので、今日は豚串焼きと牛串焼きだ。
1人2本づつ、全部で10本買ったのに300Yなので、やはり非常に安い!
庶民の味方、串焼きくんだ!!
そんな串焼きを頬張りながら、みんなで楽しく話しながら宿へ帰って行った。
宿へ着き扉を開けると、そこには、マコトさんがソワソワとしながら待っていた。
そして、僕たちの姿を確認すると、満面の笑みを浮かべて、「おかえりなさい!」って言ってくれたんだ。
おかえりって言われるのって、やっぱり良いね。
元の世界じゃ、久しくそんなこと言われたこと無かったっけか。
あ、そうだ、外出先から会社に戻った時に、同僚に言われたっけか。
まあ、そんな曖昧にしか思い出せないくらいだから、ほんとに久しいのだけれど、この一言がこんなにも嬉しいものだったんだね。
そんなこんなで僕たちを迎えてくれたマコトさん。
「無事に戻って来てくれて良かったです! 危険な調査に行かれたと聞いたものですから、心配していたんですよ。」
「心配してくれていたんですね。 ありがとうございます。 まあ、昨日ほど危険なものはないですけどね。」
「そうだ、今から晩御飯の準備をしますので楽しみにしていて下さいね! 少し時間が掛かるので、皆さんはお部屋で疲れを取っていて下さいね!」
そう言われたのでみんな部屋へ帰って行った。
今日のご飯楽しみだなぁ!
マコトさんがやる気に満ちていたので期待できそうだ!
そうして、しばらく部屋のベッドで仮眠を取っていると、料理が出来た様で、マコトさんがみんなを呼びに来てくれたので、食堂へ向かう。
「今日はみなさんが頑張ったという事で、奮発しちゃいましたよ! たくさんお召し上がりくださいね!!」
なんと、今日のメニューには肉料理、それもステーキがあった!!
この村では、基本地元のものぐらいしか使わないので、野菜料理ばかりを食べるそうなので、肉料理は珍しいのだそうだ。
最近では、例の串焼き屋さんが出来たので、徐々に肉料理も認知され始めているようだが、この村では食べる人はまだまだ多くないようだ。
そんなことは良いとして、目の前には熱々のステーキがあるのだ!
ステーキのソースは、程よく甘辛い優しい味わいのソースだ。
「いただきます!!」
みんな一斉にステーキを頬張る。
「美味しい!!」
肉って何でこんなにも美味しいんだろうか。
この肉自体も、絶対いいやつ使ってるよ。
無駄な繊維は無く、柔らかい中に程よい弾力もある。
この最高に美味しいステーキと、ほうれん草の様な野菜を卵と一緒に炒めた料理をお腹いっぱい食べて、僕たちは明日に向け、早めに寝る事にしたのだった。
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それでは次話もお楽しみに!