42.浅部分の調査結果の報告
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スゴイ!!!!
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「帰ったぞー!!」
ロードさんが冒険者ギルドの扉を開けて、大声で帰還報告をする。
「あ、お帰りなさい皆さん。」
サリーさんが出迎えてくれた。
「ご無事で何よりです。 今ソー爺を呼んできますね。 お昼と同じ部屋に入ってお待ちください。」
「分かりました。」
そういう事なので、僕たちはお昼に通された、大きめの部屋に向かったのだった。
「いやー、それにしても良かったよなぁ、モンスターが大量発生していたりしなくて。」
「ほんとだぜ。 まあ、そんなんなってても、お前なら大丈夫そうだけどな。」
「何を根拠に、あんなん絶対無理だよ俺でも。 まあ、こいつらがそんなとこから帰って来ちまったから、どうなんだか分からんが。」
「ほんとだよな、いけなくもないような気がしてきた。」
そんな事を、ロードさんたち門番の人達が話している。
いや、絶対だめだよ、やめた方がいいよあんなリアル地獄みたいなところは。
そんなこんなで少しお話していたら、サリーさんがソーグさんを連れて部屋に入ってきた。
「ゴホンッ! ちょっとよいかの?」
ソーグさんのひと声で、ザワザワっとしていた部屋の中が静かになる。
「うむ、よいようじゃのう。 まず調査結果の報告を受ける前に、ひとこと言わせて欲しい。 無事に帰って来てくれて、ありがとうなのじゃ。」
そう言うと、ソーグさんが僕たちに頭を下げた。
そうやってお礼を言われると、なんだか照れてきちゃって恥ずかしい。
「して、本題に入るが、森の様子はどうじゃった? 何か変化はあったかのぉ?」
ここはロードさんが、代表として答える。
「はい、今回の調査では、森の浅い部分を主に調査しました。 この浅い部分の調査では、北の森にあるような、モンスターが大量にいたりといった、異常な状態は見られませんでした。」
「おおそうか! それは良かった良かった。」
「そして、そこで出てきたモンスター達は、発見次第狩っておきましたので、ご報告しておきます。」
「そうか、ご苦労じゃったのお。 増え続けて同じようななったら困るからのお。 良くやったのお。」
「いえ。 それと、あの浅い部分には中々生息している事は目撃されていない、ハイベアーが生息しており、遭遇しました。」
「なんと、浅い部分にハイベアーが! ちと危険じゃのお。」
「はい。 それなので、そのハイベアーについても狩っておきました。 こちらは、この2人が狩ってくれました。」
そう言ってロードさんが、僕とラスカくんを指した。
「そうじゃったのか。 ようやってくれたのお。 お手柄じゃお手柄じゃ。 良くやったのお!」
「い、いえ。 それまで魔法を温存していたので戦ったまでです。」
「そんなに謙遜しなく良いんじゃぞ。 ワッハッハッハッ!」
謙遜したわけじゃなくて、本当のことを語っただけなんだけどね。
「以上で今日の調査の報告は終わりますが・・・、いかがでしょうか?」
「それ以上の気になる点は無かったという事じゃな。 うむ、良くやってくれた。 他の方面の報告がまだじゃから、また明日そこは伝えようかのぉ。 今日はこれで解散で構わぬぞ。 また明日、今度は森の中腹あたりを頼むぞい。」
「分かりました!」
「了解しました!」
「そうじゃ、門番の衆。 お主らも今日は帰って休むんじゃぞ。 門は残っている者達で、シフトを組みな直してやらしておるから、心配せんでもよいでな。」
「ありがとうございます!」
そして、今日の調査はお終いとなった。
何事も起こらなくて良かったー!!
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