40.ハイベアーとの遭遇
今回で遂に40話目です!!
まだまだこれから!!
余談ですが、東京旅行、楽しかったです!!
それでは本編へどうぞ!!
ハシュードさんがアイテムボックスのことを説明すると、ようやく、呆然としていたエイムくんとラスカくんが意味を理解したみたいだ。
ただ、驚いている事には変わりないからね。
「そうそう、俺のこのアイテムボックスのこと、他の人には話してはいけないよ。 もし話したら、ハルトくんとの縁を切らせるからね。」
いやだよそんなの、というような顔でハシュードさんを見ると、大爆笑されてしまった。
ほんとに、プッハハハハハッ! って大声で笑っているんだよ、ひどいよほんとに。
「そんなに笑わないでくださいよぉ、これでも真剣なんですよ。」
そう声を掛けると、
「悪い悪い、でもあんまりにも面白くてなぁ。 普段そんな顔しないからなぁ、ハルトくんは。」
「だからってそんな、ひどいですよぉ。」
すると、そこにロードさんが割って入る。
「まあまあ、そこらにしときなよ。 今モンスターが少ないからって、何があるか分からないから、な。」
「すいません・・・。」
「すまんなロード。」
「別に謝られてもなぁ。 別に叱ったわけじゃないから。」
そこでこの会話は一旦終わった。
その後、更に奥へと進んでいく。
すると少しずつモンスターに出会うようになってきた。
逆に今日は今までが出会わな過ぎというものだ。
ただ、出会うモンスターも強いモンスターではないので、魔力温存だと言われて、僕とラスカくんは一切戦闘をしていない。
なんだか申し訳ない気持ちになっちゃうねー、なんて話しながら、先へ進んでいく。
だが、進めど進めど、モンスターが少ない。
いや、悪い事じゃなくて良い事なんだけどさぁ、昨日のあれを体験しているから、なんだかこっちの方がおかしく感じちゃうんだよね。
そしてもっともっと奥地へと進んでいくと、ようやく魔法組にも出番が来た。
現れたのは、クマのモンスター ハイベアーだ。
茶色い毛はフサフサで、背丈はゆうに3m以上はあり、見るからに強そうだ。
そして、目の前に現れてからずっと、2足歩行で歩いている。
「よし、じゃあまずここは、今まで温存してきたハルト・ラスカの魔法チームで行ってみるか。」
そんな案がロードさんから挙がる。
みんなも納得している様だ。
「じゃあ、ハルト、ラスカ、頼んだぞ。」
「はい! 分かりました!」
そうして僕たちは、それぞれの魔法を発動させる。
僕はいつも通り火の玉をハイベアー目掛けてぶつけ、爆発させていく。
一方のラスカくんは、水を鋭い槍の様にし、ハイベアー目掛けて飛ばしていき、見事に命中した。
この2発を喰らったハイベアーはというと、流石によろけて転んでしまったようだ。
だが、流石にこれだけでは完全に倒し切る事は出来なかったようだ。
見た目だけでなく、実際に体力も高く、かなりの防御力のようだ。
そうして考えていると、ハイベアーは立ち上がってこちらに向かってくる。
なので、僕はハイベアーの足元に火の柱を出現させ、足元から炙っていく。
グガァアアアアア!!
これは効いているようだ。
ハイベアーがその場で慌てふためいて、また倒れてしまった。
まさかそれ、頑張って2本足で無理して立っているんじゃないよね?
そうこう考えていたら、ハイベアーが起き上がろうとしている。
そこに大量の水球攻撃が降り注ぎ、ハイベアーは再び立つことが出来なかった。
そして、そんなハイベアーに向かって、僕が更に技を放つ。
火の玉を5発出現させると、それをハイベアーへ向かわせる。
「行っけえええ!!」
その火の玉がハイベアーの懐に入ると、5回爆発を響かせる。
その瞬間、ハイベアーは絶命していた。
ロードさんが確認しに行ってくれたから、間違いはないはずだ。
そんなこんなで、僕とラスカくんは、ハイベアーの狩りに成功したのだった。
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それでは次話もお楽しみに!