179.牛・豚・鶏肉のカットステーキ定食
投稿遅くなりすいません!!
こんなの食べたいなぁと思いながら書いてみました。
翌朝、仕事が始まったのか、部屋の外でドタバタしている冒険者ギルドの職員さんたちの足音で目を覚ました。
あれからずっと寝ていたので、寝すぎたからなのか少し身体が痛い。
横を見るとカイトがスピーっと寝息を立てながら、足音などものともしないで寝入っていた。
昨日は色々ととんでもない事態が幾つもあって疲れているんだろうね。
もう少しゆっくりと寝かせてあげることにした。
僕はというと、一旦カイトを起こさないように静かにベッドから起き上がって、念のため身体に問題がないかを一通り確認してみた。
うんうん、とくに問題ないみたいだね。
ということで、よくよく考えたら昨日から何も食べていなかったので、朝食を食べにギルドの食堂に向かうことにした。
正直もう腹ペコで倒れてしまいそうだけど、何とか気力を振り絞って食堂までやってきた。
ちょうど朝食時なので、たくさんのギルド職員さんが食事を摂りに来て、食堂はかなり賑わっていた。
さて、何を食べようかな? できれば昨日から何も食べていないことを考えると、朝食といいつつもかなりガッツリしたものが食べたいものだ。
そう思いメニューを眺めてみる。
朝食だけあって、ベーコンとエッグを焼いたものとパンの組み合わせだったり、サラダの盛り合わせとパンだったりで、かなり朝一の胃には優しいメニューが、メニュー表にずらーっと記されていた。
そんな中、ひと際他とは一線を慨するメニューがそこにはあった。
それが、「牛・豚・鶏肉のカットステーキ定食」だ。
器に山盛りによそわれたソレがまさにカットステーキだ。
器からはみ出んばかりの量が載せられている。
まさに元の世界でのビック〇ックのような存在感で、これを頼んでみろ!とでも言われているかのようなインパクトがあった。
さすがは冒険者ギルドだよね。
お腹も死ぬほど空いているし、僕自身、この商品がかなり気になるので、迷うことなくこの、「牛・豚・鶏肉のカットステーキ定食」を注文してみた。
そうしてしばらく待っていると、遂にソレが運ばれてきた。
やはり実物はこんなにも物凄いインパクトがあるとは!!
写真とは比べ物にならないとはこのことだよね。
カットステーキがこれでもかと器に山盛りに盛り付けられ・・・というかもうこぼれるくらいというより、もう既にこぼれているぐらい大量にカットステーキが盛り付けられていた。
そこにスープ、サラダ、パン(お変わり自由だそうだ)が付いたセットだ。
このすごい景色に見とれてしまいそうになるけれど、何とか我に返って食べ始めることにした。
「いただきます!!」
パクッ! カットステーキを口に含んでみた。
う~ん!! かなりジューシーで美味しい!!
かなりジューシーではあるんだけど、あまりくどくなりにくそうな油をしていてとっても美味しいので、ドンドンドンドンお肉が口の中へと運ばれていく。
そのままでも美味しいんだけど、お塩で味変してみるとより一層美味しくなる。
牛・豚・鶏の3種類で部位もそれぞれ何種類も入っているので、毎回口に運ばれるたびに新しい味や触感が楽しめるので、結局最後まで飽きがくることなく完食してしまったよ。
「はぁお腹一杯! ごちそうさま!!」
朝からこんなに美味しいものをお腹一杯食べたから、今日は頑張れそうだぞ!
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