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177.生還と回復

 先日今年中の目標にしていたPV数10万PVを達成致しました!


 まだ6月で、途中からはマイペース投稿に切り替えたというのに正直驚きです!!

 本当にありがとうございます!


 どうぞ今後とも本作をお楽しみいただければと思います。

 では、本編へどうぞ!!


 「ハルト!! お願い、起きてハルト!!」


 そんな叫び声が聞こえた気がして僕は目を覚ました。


 目を覚ますと目の前には、一面が白いゴツゴツとした天井が映っていた。


 あれ? 僕何をしてたんだっけ?


 ふと今まで何をしていたのか思い出してみる。


 すると、徐々に徐々にとんでもない記憶が呼び戻される。


 えっと、僕とカイトは森に行って、そしたらハイベアー一行に襲われて、それからそれから・・・。


 あっ!? そうだ、肩!!肩!! そうだよ、僕はハイベアーに思いっ切り肩を切り刻まれて・・・。


 ど、どうなっちゃったんだろう? でも痛みは無いように感じるけど・・・。


 もしかして取れちゃって感覚ごと麻痺して・・・。


 僕はイヤな事を考えながら、仰向けのまま左手をハイベアーにやられた右肩に持っていく。


 トントンッ。


 ある! ちゃんとあったぞ!! まずはひと安心だ!


 そうやってモゾモゾしていたらカイトが僕に気が付いたみたいで、別の部屋からカイトが急ぎ足でやって来る音が聞こえる。


 取り敢えずあの後どうなったかとか、今どんな状況だとか、全く分からないから、カイトに直接聞くが早いね。



 スタスタスタスタ


 カイトが部屋に入るなり、起きている僕を見て歓声を上げて飛び込んできた。


 ドゥフッ!!


 思いっきり飛び込んできたものだから変な声が出てしまったよ。


 「ハルト! 目覚めたんだね! 良かったぁ~!」


 「そうそう、なんとかね。」


 その後僕が気を失った後の話をカイトから聞いた。


 僕が気を失った直後、僕を襲ったハイベアーが再び襲って来たみたいなんだけど、カイトが負わせた傷の影響で態勢を崩して隙が生まれたみたいなんだ。


 その隙を逃さずにカイトの斬撃がハイベアーの首元を襲い、そこであっけなくゲームセット、ハイベアーは息絶えたということだったんだ。


 その後すぐにカイトは僕をおぶって街まで戻ってきて、冒険者ギルドに駆け込んで治療してもらったらしいんだ。


 治療と言っても外科的な治療ではなくて、僕の状態に合った最適なポーションを配合してもらって、それを飲ませてもらったり、傷口にかけてもらったりしただけみたいなんだけどね。


 それで僕が前着ていた服は、あのハイベアーにズタズタに引き裂かれてしまったので、今はギルド職員さん用の服を着せてもらっているんだけど、その服を脱いで肩を確認してみたんだ。


 「あれ?? え!? どうなってるの??」


 「ん? どうしたんだハルト? まだ痛むのか? それともおかしくなっちゃったのか?」


 僕、今そんなに変な感じだったのかな?


 いや、そんなことよりも大変なんだ。


 あったはずの、あったはずの傷が一切ないんだ! 消えてるんだよ!!


 あんな傷、いくらポーションだろうが何だろうが残るでしょ!?


 それが、一切合切元通りのキレイな肌がそこにあるんだよ。


 全く跡形もなく消えているんだよ!?


 信じられない。 ポーション恐るべきだよ・・・。


 こんなの、かなり上等なポーションに違いないよね。


 僕の不注意で・・・一体全体幾らしたんだか・・・。


 というよりも、もう既にこの現実を受け入れてしまっている僕もどうかと思うけどね(笑)


 僕はもう、相当この世界に染まってきてしまっているみたいだね。


 でも、治ったなら良かったよ。 ありがとう、カイト。



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


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