169.ちょっと休憩
他の作業の方に時間を費やすようになったので、先日から3日に1回の投稿頻度にしたものの・・・。
思った以上にストックが増えない! というか余計にストックの消費が激しくなってきている気が・・・。
こっちも頑張るようにします(>_<)
カイトと一緒に二人で森林に入った僕たち。
「はぁはぁはぁ。」
「大丈夫かハルト?」
「あぁ、うん・・・。」
正直もう疲れたよ!
一向に何の成果も得られないし、何よりも問題はこの森林だよ。
一体どうなってるんだよ。
森林っていったらなんかさ、起伏が無くってずうっと平坦な地形に木々が生えまくる、そんなのがずーっと続くものだと思うじゃん。
でも、ここの森林ってぜんっぜん違うんだよ。
すっごく上下にウォンウォンウォンウォン振られるの。
なんかずーっと登って降りての登山を何回も繰り返しているような感じなんだよね。
もう、ヤダ!!
ほんっとに辛い。
でも、いっつも先に根を上げるカイトが今日は根を上げていないんだ。
どういうことだよ・・・。
こんなの先に僕から根を上げるわけにはいかないし、カッコ悪いしね。
しょうがないから頑張ることにするよ。
でも・・・。
「あ、ごめんカイト。 ちょっとだけ休憩しよっか。」
「俺ももう疲れてきたしな。 うん、ちょっとだけそうしようか。」
ということで、合意の上でちょっとだけ休憩タイムを挟んだ。
「ふわぁ~、疲れたぁ~。」
僕は速攻その場に座り込んだ。
いや、ちょっと余って後ろにスッテンコロリンと倒れちゃったけど、それは秘密のお話だよ。
カイトも同じように座ろうとしたんだけど・・・。
「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「か、カイトー!!」
う、ウソでしょ?
カイトが足を踏み外してコロコロとちょっとした坂から滑落してしまった。
「いっててぇ~。」
あ、よかった、カイトの声がする。
生きているみたいだ。
僕は重い腰を持ち上げてカイトが落ちて行った坂の方へ行ってみる。
って、よく見たらそんな高さないじゃん。
大げさに落ちて行ったものだから、とんでもない高さから落ちてしまったかと思って凄く心配したのに。
「大丈夫カイト?」
僕はその坂を転ばないように気を付けながら歩いていき、未だに寝転んだまんまのカイトに手を差し伸べる。
「あ、ありがとう。」
「もう、しっかり見てないからだよ!」
「ゴメンゴメンって。」
「もう!」
「ヘヘヘ」
「ヘヘヘじゃないよヘヘヘじゃ。 もう、すっごい落ち方をしたから心配したんだよ。」
「そんな大袈裟な。 そんなでしょ。」
「いやいや、凄いさぁ、うわぁぁぁぁぁぁぁ!!って叫んでたじゃん。 とんでもないことになったかと思ってさぁ。」
「ヘヘヘ。」
「いやだからヘヘヘじゃないから!」
そんな会話をしながら、もう今降りてきた坂を登るのもキツイのでその場で休憩することにした。
「ふわぁ・・・。 もう今のやり取りとかで10憶年分ぐらい疲れたよほんと。」
「大袈裟なんだよぉ~。 もういじらないで!」
「ハハハハ!! わっ悪かったって。 ハハ、ハハハッ! やめてー、やめてー!! ハハハハー。」
怒ったカイトがコチョコチョ攻撃を仕掛けてきて、盛大に笑っちゃった。
はぁ、僕はこの世界にきてこの身体になってもコチョコチョ攻撃にだけは弱いんだな。
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