表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
164/179

164.異世界のイタリアンレストラン

 サイゼリヤしか勝たん!!

 思わぬ大金を手にした僕たちは一旦、ご飯を食べに冒険者ギルドを後にした。


 冒険者ギルドの中にも食堂はあったんだけど、せっかくだからと街にあるレストランを探して、そこで食べてみようよって話になったんだ。


 冒険者ギルドを出て通りをいくつか曲がった先に、レストランの看板を出して営業しているお店を見つけた。


 やっぱり洞窟型の建物のようだ。


 この街では教会も冒険者ギルドもそうだったように、お店だろうと施設だろうと関係なしに、全部が岩山を削って造られていて、洞窟式になっているのがデフォルトみたいだね。


 さて、想像は出来るけれど中へ入ってみよう。


 僕たちは入り口の扉を開けてレストランの中へ入った。


 想像したとおり中は洞窟住居同様に岩山を掘って空間が作られていた。


 席数はまあまああるのが見て取れたので、まずまずの人気店なようだね。


 ただ、壁や天井の装飾には非常に圧倒される。


 どうなっているのかというと、一言で言えば非常に幻想的で美しい。


 壁は自分たちが海の中にいるかのように思わせられるような、グラデーションがかったアクアブルー色となっていて、所々に気泡のようなものが描かれていた。


 そして天井描かれていたのは、写真でしか見たことがないような満点の星空が描かれていたのだ。


 これを見た瞬間、正直鳥肌が立ったよ!


 ホントに美しくて凄いんだもん!


 あまりに壮大過ぎてかなりの時間見とれてしまっていたと思うよ。



 そうして美しい光景に見とれた後、僕たちは席についてメニューを見てみた。


 メニューにはそれぞれの料理のイラストが添えられていたので、どのような料理なのかが非常に分かりやすい。


 そんな中、メニューのイラストの中に見覚えのあるような料理がたくさん出てくるページを見付けた。


 絵からしてこれは完全にパスタそのものだ。


 これがパスタでなくては一体何なんだというレベルでソックリなのだ。


 このページを見てみると、どうやらこの世界ではパスタのことをパスタとは呼ばず、別の呼び方をしているようだった。


 その名前が、「カウツゥェル」だった。


 カウツゥェルって、なんだか少し言いにくいけれど、何だかカッコいいね。


 僕はメニューの中から『子羊のボロネーゼカウツゥェル』を注文してみた。


 なんだか強そうな名前になっちゃってるね。


 そしてさらにメニューをめくってみる。


 すると、これはあれでしかないでしょ! っていう種類の料理があった。


 それが「ピツザ」だ。


 ツを小さなッに変えてしまえばそのままになるんだけど、確実にこれはピザだよね。


 メニューには子羊のボロネーゼピツザなんていう、とっても美味しそうなメニューもあったけれど、ボロネーゼはカウツゥェルで注文済みなので今回は別なピツザを頼んでみよう。


 そこには他にもたくさんのピツザがあったけれど、僕はピザの中でもド定番であり一番大好きな『マルゲリータピツザ』も注文することにした。


 楽しみだ!


 ちなみにカイトはボロネーゼピツザを迷わず注文していた。


 あとはカルボナーラカウツゥェルも頼んでいたね。


 ボロネーゼピツザはかなり気になっているので、後で分けてもらおうっと。


 でも、これは想像するだけでも絶対美味しいよね。


 ピザ生地とあのボロネーゼが合わないわけないもんね!




◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


 作品が気に入って頂けたら、ブックマーク、感想、評価をお願い致します。

 ブックマーク、感想、評価を頂けますと励みになります。


 評価ボタンは、本作各話の最下部に設置されておりますので、宜しくお願い致します。


 それでは次話もお楽しみに!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ