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162.図書館

 その後も僕たちは冒険者ギルド内を捜索し続けた。


 これだけ大きいだけあって、図書室があるのを見付けた。


 相当な規模の図書室が完備されていて、中にはズラーッと大量の本棚が敷き詰められている。


 そこには様々な種類の本が置かれていて、絵本のような本もあれば言語学の本、物語調の本もあれば、料理本や植物に関する本など様々だ。


 でもその中に、この世界ならではの種類の本も見当たった。


 モンスターの生態を書いた本があり僕はそれを手に取ってみた。


 中にはモンスターそれぞれの分析の結果や、それぞれの特徴を捉えた絵などが書かれていた。


 なんだか元の世界の冒険RPGモノのゲームの攻略本みたいだね。


 そんな中でカイトがまた珍しそうに中を散策していて、見付けてきた本をいくつかピックアップしていた。


 「ハルトー、これ見てみてよ! 凄いよこれ!」

 

 「どうしたの?」


 「これ、魔法の本だって!」


 「え、魔法の本!?」


 僕はワクワクしながらその本を受け取る。


 カイトと一緒にその本を開いてみる。


 おお!! これだよこれ、こういうのを求めていたんだよ!


 本の内容は魔法の種類だった。


 そこに書かれていたのはこうだ。


 『魔法とは創造そのものであり、魔法の種類は自然と同じだけある。 なので種類は無限大であると言っても過言ではないだろう。 それぞれの魔法にそれぞれの使える特徴があり、分かりやすいものをあげると火の魔法では炎を取り扱うことができ、水の魔法では水を自由自在に取り扱うことができる。』


 おお、この世界には何種類の魔法があるのか。 それはかなり気になっていたんだけど、無限にあるなんてビックリだね。


 今見た魔法はほんの一部でしかないということだね。


 無限大ということは、もしかしたら僕も知らぬうちに新しい魔法が芽生えるかもしれないね。


 それがもしかしたら今晩かもしれないし、明日かもしれないし、それが何年か後かもしれないけれど、めちゃめちゃ楽しみだね!!



 続いてカイトが取り出したのは絶景スポットを描いた本だ。


 「これ、すごく綺麗だよ!」


 カイトが嬉しそうにその本を開いた。


 その偶然開いたページを見てみると、かなり青々として綺麗な海と青空、そこに発展した街を眼下に見下ろす絵が描かれていた。


 凄く美しいけれど、これは実際にある景色みたいなんだ。


 ホントにこんな所があるなんて、これから訪れるのが楽しみだよ!


 ちなみに、他のページも見てみると、田舎の農家さんが畑を耕していたシーンを描いたページや寺院のような石造りの建物を描いたページもあれば、美しい山々がそびえ立つ景色を描いたページまである。


 どのページも美しいので、今後の旅がホントに楽しみだね。



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


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