150.お花の群生群
こんにちわんわん∪o・ェ・o∪
小人先生です!
本作も遂に150話を迎えました!
これから終盤に差し掛かりませんが(笑)長らく続いていくと思いますので、今後ともどうぞよろしくお願いします!
では、本編へどうぞ!!
さっきのあいつらは何だったんだ??
この話をしながら僕たちは森を抜けようと進んでいく。
しかし1日で森を抜けれるような小さい森ではないので、今日は仕方なく森の中で1泊することとなった。
今朝のことがあったので、今日の警戒任務は凄く緊張感がある。
正直このままぶっ続けで歩き続けていたかったんだけど、話し合った結果、もしその間にもう一度襲われたら疲れ切った僕たちでは敵わないということになって、一度休むことにしたのだ。
今は僕が警戒任務に当たる順番だ。
今のところ特に異変は無さそうだ。
ササッというような音もしない。
すると・・・。
ガサガサッ!!
んっなんだ!?
音がした方を振り返る。
「ふんにゃ~、トォ~イレェ~、漏れちゃう~。」
「な、なんだぁ~。 カイトなのか~。」
ビックリして身構えてしまったよ。
カイトで良かったよ。
そうこうしていると交代の時間がきた。
「ハルト、そろそろ交代だよ。」
「あ、カイトか。 さっきはビックリしたよ。」
「ん? さっき?? まあいいや。 どうだった、何か出た?」
「何も出なかったよ。 今のところ大丈夫。」
「そう、ならよかったよ。 じゃああとは任せて。」
「うんっ!」
そんなわけで交代した僕は速攻で寝てしまった。
相当気を張って警戒していたので、もう疲れてしまったのだ。
そして翌朝。
「おはよう、ハルト。 もう朝だよ。」
「あ、おはようカイト。」
爆睡してしまったようで、すっかり朝になっていることに気が付かなかった。
夜は結局何事もなかったようだ。
それは何よりだ。
僕たちは朝ご飯だけサッと食べたあとすぐに出発した。
今日で森は抜けてしまう予定だ。
今のところ特に変な異変は見られないけれど、いつ昨日のフクロテイガーが出てくるとも、他のモンスターや盗賊が出てくるとも限らないので、周囲の警戒はしっかりしながら進んでいく。
そしてお昼と夕方の間ぐらいに差し当たった頃、今日はモンスターの襲来など、特になんともなく森を抜けることができた。
そして出てきたのは、そよ風のささやく草原だった。
さっきまでの森のどんよりとした感じと違い、そよ風が気持ちいい。
森を抜けたことで空も綺麗に見ることができる。
太陽が眩しいくらいにきらめいていて、とっても良い天気だ!
結局昨日のあの頭の良いフクロテイガーは何だったのか?
そんなことはもう今となっては分からないけれど、結局身体が無事で森を抜けることができたのでいいだろうね。
そうしてしばらく進むとお花の群生地が見えてきた。
おお!! これはき綺麗すぎる!!
辺り一面がカラフルなお花で覆われており、かなり目を奪われる光景が続いている。
お花自体も、チューリップのようなお花から、ラベンダーのような可愛らしいお花、その他さまざまながある。
そんな様々な種類のお花が、これまた様々な色で散りばめられているから、どこもかしこに虹が出ているかのように見える感じになっている。
ホントにどこを見てもお花、お花、お花でホントに目に優しすぎる。
「す、凄いなぁ。 こりゃ最高の景色じゃないか。」
「凄過ぎだよね。 もうこれならいくらでも見ていられるよ。」
「間違いないね。」
「それに、この光景、物凄い癒されるよ。」
「だよね。 一生この光景が続いていたらいいのにね。 そしたらずっと楽しく移動できるのにね。」
「ホントね。」
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それでは次話もお楽しみに!