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15.冒険者登録

 やってきた冒険者ギルドにて、ロードさんと受付の女性とのやり取りが一段落したようだ。


 ようやく僕の方に話が振られる。


 「で、君が冒険者登録をしたいって子なのかな?」


 「はい! ハルトって言います。 よろしくお願いします。」


 「私はこのギルドで受付をしているサリーよ。 よろしくね!」


 サリーは容姿が美しく、まさしく想像していたようなギルドの受付嬢という感じだ。



 「早速だけど、冒険者登録をするためには1万ヨーク必要なんだけど、用意はしているかしら?」


 「はい! これで足りますかね?」


 僕は机の上に硬貨を並べていく。



 「1万ヨークちょうどね、ありがとう。 そうしたら、このカードに手を触れてみて!」


 そう言われて僕の目の前に、真っ白なカードが置かれた。


 一体これは何だろう??


 「手を触れるだけで良いんですね、分かりました!」


 言われた通り、カードに手を触れてみる。



 そうするとさっきまで真っ白だったカードが一瞬ピカッ!っと光ったかと思うと、そこには先ほどまでなかったものが記されていた。


 内容は以下だ。

 ・左上に名前「ハルト」と記されている。

 ・右上に「1」と記されている。

 ・名前の下には顔写真が写っていた。

 ・顔写真の右には「魔法」

         「剣術」と記されている。


 大まかだがこの様な内容が記されていた。



 「これは??」


 「これは冒険者カードよ。 あなたが冒険者であるという証みたいなものになっているの。」


 どうやら、これが冒険者カードのようだ。

 

 無くさない様に注意しないと。


 「この書かれている内容はどういう意味なんですか?」


 「順番に説明するわね。 これが君の名前でこっちが顔写真になってるわ。 あなたの冒険者カードである証拠みたいな役割があるんだよ。

この「1」っていうのは、冒険者ランクね。 この数字は1から始まって、依頼をこなしていったり、活躍したりすると上がっていく仕組みになっているのよ。 このランクが上がっていけば、受ける事が出来る依頼の数も増えてくるから、上げていけるように努力努力よ。

 それと、この「魔法」と「剣術」と書かれているのは、君の得意としているものが書かれているのよ

。 これからする君は、この歳で魔法が使えるみたいね。

魔法は使う場面や場所、使う魔法の種類を間違えると大惨事を引き起こす事があるから気を付けてね。 ここばっかりは、普段から鍛錬する他ないわね。 ざっとこんな感じだけど、何か質問はある?」



 「あ、それじゃあ1つ。 冒険者ギルドでルールや気を付ける事はありますか?」


 「そうねぇ、別段これと言って規則はないけれど、言うとすれば、受けた依頼はちゃんと最後までやり切る事。 そのぐらいだわ。 型っ苦しくても守れないからって、特に定まったルールが無いんだけど、冒険者になった以上は、常識的に考えて悪い事はしない事、だよ。 そんなもんかなー。」


 「分かりました!! ありがとうございます! あ、これで登録は終了ですか?」


 「まだもうワンステップあるけれど、こっちは念の為ってものね。 一応、冒険者能力試験をやる必要があるの。 試験って言っても、そんな難しくはないから、緊張しないでね。」


 こうして僕は、冒険者能力試験を受ける事になった。



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


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