140.釣具屋さん
あと2日・・・あと2日だけ頑張りましょう。
そうすれば皆さんにもお休みがやってくるはずです!!
だからがんばるのですよ。
あ、僕は全力でサボりますよ~!!(冗談です笑)
では、本編へどうぞ!!
あれは??
そんな美しい河に感動していると、ふと向こう岸に釣りをしている人たちがいるのを見つけた。
その少し向こうには、釣具店だろうか? 店頭に釣竿が並べられているのが見えた。
僕もこんな綺麗な河で釣りをやってみたいなぁ。
そう思ったら直ぐに行動するものだ。
僕は向こう岸に渡れそうな橋がないか、周囲を見渡してみた。
すると・・・あった!! 少し北上したところに小さな橋があるのが見えた。
よし、あそこから河を渡ってあの釣具屋さんに行ってみよう!
テクテクテク
橋までは少しだと思ったのに意外と距離があるなぁ。
テクテクテク
そう思いながら頑張って歩くと、ようやく橋までやってきた。
橋は木製の小さな橋だけどかなり綺麗な橋で、昔の江戸時代なんかの浮世絵か何かに出てきたような、真ん中が少し上がっていて半円状のように見える橋だった。
でも、やっぱり小さい橋なので形も形でなんだかかわいく見えた。
だけど、やっぱり橋は何本もたくさん架かっているわけじゃないので、人通りは結構あって混雑していた。
僕はその人混みに紛れながら橋を渡っていく。
見た感じ真ん中が上がっているので、足に来るのかなぁ? なんて思っていたけれど、意外とそんなことはなくて、特に違和感も感じずに渡り終えることができた。
橋を渡り終えると僕は、先ほど反対岸から見えた釣具屋さんを目指して人ごみを抜けて河岸の道路を南下していく。
そしてしばらく歩くと目的の釣具屋さんまで辿り着いた。
案外距離があって疲れたなぁ。
そう思いながら店内を見渡してみる。
店内には釣竿のほかにも、様々な仕掛けや小道具、釣りで使いそうなものなど、釣り関連のものがたくさん陳列されていた。
その商品を選んでいるお客さんもいて、種類が豊富なのでどれにしようかと思考を働かせているようだった。
そんなお客さんたちを眺めながら疲れた身体を落ち着かせ、お店の中に僕も入っていく。
僕が選ぶのは釣竿だ。
なんてったって釣竿がなければ釣りができないからね。
ワイルドに手掴みで魚を捕るわけにもいかないしね。
そんなこんなで釣竿コーナーにやってきたけれど、種類が多すぎる。
正直、何が何でどこがどう違うのかとか、全く分からないよ。
そんなわけで困っていると、男性の店員さんが話し掛けてくれた。
「お客さん、どうしたんだいそんな難しそうな顔をして?」
「あっ、そんな顔してました?? あのぉ・・・非常に言いにくいんですが、たくさん釣竿がありすぎて何が何だか分からなくって・・・。」
「そうだったのかい、ならもっと早く話し掛けてくれればよかったのに。 お兄さん、釣りは初心者かい?」
「あ、そうです、あんまりやったことがなくって。」
「そうかい、なら・・・ちょっとこっちへどうぞ。」
テクテクテク
僕は釣竿コーナーの正面でなく奥のほうに案内される。
「そうだなぁ、最初ならこの辺りの、う~ん、これとかどうかな?」
そう言って1本の釣竿を渡される。
「初心者向けならこれがいいと思うよ。 使いやすいし、余計なものが付いていない分軽くていいと思うよ。 安いしね。」
「あ、確かに軽いですね。」
「だろ~。 最初はそういうのでいいと思うよ。 それで慣れてきたりもう少し挑戦したくなったら、正面に並んでいるのとかを買ってみるといいと思うよ。」
「はい、分かりました!」
そうしてその店員さんにお勧めされた釣竿を僕はゲットしたのだった。
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それでは次話もお楽しみに!