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131.お茶会

 ぼくは現在、お味噌汁にはまっているでございますよ。

 めちゃくちゃ美味しいですし、おまけに健康にも良さそう!

 まさに、お味噌汁しか勝たん!!ですね!


 和食のある日本に生まれることができたことって、かなり幸せだと実感しました。


 では、本編へどうぞ!!


 「ガハハハハハ!! 何だよそりゃ、お前そりゃないわ。」


 「しょうがないじゃないじゃん。 同じような通りばっかりなんだし。」


 「そんなこと言ったら冒険者失格だぞ。 山ん中だって全く同じ景色がずっと続いて意味不明じゃないか。」


 「そんなことないよ。 ちゃんと足で踏んだ跡だって草に残るし、木々の配置だってそれぞれ違うじゃないか!」


 「分かった分かった。 俺たちはそれぞれ違う分野だからお互い何で分からないんだ?ってなるんだよ。 つまり、俺は商人だからこういう市場なんかにはしょっちゅう行くから迷わない。 その逆でカイトは冒険者だからそういう自然の中に入って活動することが多いだろ? だから自然と身体や目が慣れて、些細な違いにも気が付くようになるんだよ。」


 「そうか! 兄さんの言うとおりかもしれない! 確かに、今は平気だけど最初のころなんて、しょっちゅう迷子になってたし。」


 「だろだろ!」



 「うっんん~!!」


 ハシュードさんとカイトの会話の声で僕は目覚める。


 「おっ、ハルトおはよう。」


 「起きたかいハルトくん。」


 「あ、おはよ~。 ふわぁ~~。」


 僕は思わず、大きなあくびをしてしまう。


 「まだ眠いのかいハルトくん? 俺たちが帰ってきたときに従業員の人に聞いたんだけど、結構前に帰って来てるって聞いたんだけどなぁ。 まぁ、眠たければ今寝てもいいんだけど、きっと夜に寝れなくなっちゃうよ。」


 「は、はい~。 起きます!」


 「うんうん、そうした方がいいよ。」


 「あっそうだハルトー。 ハルトはどこに行ってきたの?」


 カイトが興味津々な顔で尋ねてくる。


 「僕はあの後、市場の色んなお店を眺めながらテクテクっと歩いたんだ。 で、そしたらいつの間にか路地に迷い込んでいてね。 その路地のお店の人にお茶を誘われて一緒に飲んだんだ。」


 「お茶ねぇ、なんか凄い展開だね。」


 「でね、お茶菓子も出してくれて、それがすっごく美味しかったんだよ!」


 そう言って僕は、おじさんから頂いたクッキーを目の前に出す。


 「これとお茶もくれたんだよ! 凄いでしょ!!」


 もらったお茶も、ちょっと自慢気に出す。


 「おお、良かったなぁ。 にしても美味そうなクッキーだね。 1枚貰っていい?」


 「うん! ハシュードさんも一緒に食べよっ!」


 「あっそうだ。 お茶ももらったんだよね? せっかくだしお茶も淹れて、3人でお茶会風に語り合おうよ。」


 「良いですね!」



 というわけで突然のお茶会がはじまった。


 「ほぉ、ハルトくんは川魚の塩焼き屋を探して彷徨っていたわけか。」


 「ですです。」


 「でも、散々探し回った挙句のその結果には笑っちゃうな。 ハハハハハ。」


 「もう~。」


 「でもちゃんと見付けて食べられたんでしょ?」


 「そうですよ! もう感動する美味しさで幸せでしたよ!」


 「そうかそうか、なら良かったよ。 で満足したから今まで爆睡していたわけ・・・か。」


 「そうなっちゃいますね。 そんなハシュードさんはどうだったんですか?」


 「俺かい? 俺はもう少し顔馴染みの店を巡って幾つか買った後、住民の方に挨拶してきたよ。 ちょっとだけだけど、こうやって待っててくれる人のに家に訪問販売してきたよ。」


 「ハシュードさん。 それはもう、ガッツリ仕事してるじゃないですか。」


 「だってこれが俺の本来の仕事だからね。 戦うのはあくまでも、俺の仕事じゃないからね。 ハハハハハ。」




◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


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