129.念願の川魚の塩焼き
お魚、美味しいですよね!
僕は昨日の夜に白身魚の味噌煮を頂きました。
最高でしたよ!!
皆さんもメニューに困ったら是非!!
では、本編へどうぞ!!
この後おじさんにお礼を言って別れた。
ちなみに例のお茶の元とお茶菓子のクッキーは、買って帰ろうと思ったんだけど、お代はいいから、一緒に話してくれたことだけで十分だよと、ありがたいことにタダで頂いてしまった。
その後、路地をゆっくりと歩いて無事に大通りに出てきた。
「よし、じゃあ気を取り直して、川魚の塩焼きを売っているお店を探しますか!」
そう思いテクテクと活気のある市場を歩いていくと、魚の絵が描かれたのぼりを掲げているお店を見つけた!
「おお! あれはもしや!!」
そののぼりを目指して進んでいくと・・・。
「おお!! 魚の塩焼きって書いてある!! でも・・・。」
もう少しお店に近づいてみる。
「て・・・定休日!? えぇ~!!!」
なんだか店内を見たら暗くて人に気配が無かったんだよね。
それでかかっていた紙をみたら、このように定休日って書いてあったんだよね。
正直この場に膝間づいて泣きたい気分だよ・・・。
でもきっと歩いている人たちに変に思われちゃうので、ここに立ち尽くすだけにしておいたんだ。
しばらく立ち尽くしたあと、僕は仕方ないので再び探しながら歩こうと思った。
なのでその定休日のお店に背を向けて通りを向いたんだ。
すると・・・、何ということでしょう!!
その向かいのお店も同じように川魚の塩焼きと書かれたのぼりを掲げているじゃないですか!!
急いで僕はそちらの店舗へ向かって行く。
テクテクテクテク
「おお!! これは・・・やっている!! 営業しているぞ!!」
お店の中にはお客さんもしっかり入っていて、ちゃんと営業していた!
僕も彼らとに倣って店内に入ってみる。
お店は大きなテントで出来ており、店内には簡単なイスとテーブルがいくつも並べられていた。
海岸沿いお店でよく見る感じのお店の大きい版って感じだ。
「いらっしゃいませ~!!」
店内に入ると店員さんがやって来て席に案内してくれた。
そしてメニュー表を渡してくれた。
そこには海鮮物のメニューがたくさん書かれており、その中に川魚の塩焼きがしっかりと書かれていた!!
僕は迷わず、その川魚の塩焼きをチョイスした!
注文を聞き終わった店員さんが奥へ向かって行き、僕は席でしばらく待つ。
そうして待っていると、先にお通しが運ばれてきた。
お通しは、お魚を煮たものが一口分に分けられて小さな器に入れられ出てきた。
うん! 普通に美味しい!!
でもこれは、何人分にも分けられるものだから、結構前に作られたみたい。
だから、冷め冷めだったんだよね。
これが作りたてならば絶対に感動する美味しさだったはずなのに・・・美味しいんだけどね・・・。
そんなお通しを食べ終わりしばらく待つ。
するとついに本題のものが出てきた!
おお! 運ばれてきたお皿になんと2匹も載っているよ!!
ちゃんと串に刺さっているスタイルの塩焼きだ。
店員さんにお金を支払いお礼を言う。
「いただきま~す!!」
さっそく食べるよ!
サクッ!
外の皮はパリパリになるまでしっかり焼かれている。
パラパラパラッ
表面に付いたお塩がお皿に滑り落ちていく。
「おお~!! 美味しい!!」
とっても美味しいよ!!
振りかけられた塩のしょっぱさと、お魚自体のふっくらふわふっわした白身と溢れる油。
全てが融合して絶品中の絶品、ホントに美味しいよ!!
口の中がとろけそうになるくらいの美味しさだ!!
もう幸せだよ!!
そんな求めていた幸せを、僕は2匹ともペロリと平らげお店を後にしたのだった。
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