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120.農場での仕入れ

 今日は今週のお仕事最終日です!!

 まだまだ土日もお仕事の方もいると思います。

 頑張りましょ~('ω')ノ


 では、本編へどうぞ!!


 おじさんを助けたあと、僕たちはおじさんの農場に向かい、先ほど逃げてきた道を戻った。


 「あぁ・・・あぁぁ・・・。 羊が・・・。」


 柵は羊たちの重みに耐えられなかったのか破られており、今やその中には羊たちの姿は1匹も見えない。


 その光景を見て、改めておじさんが悲痛な声にならないような声を発して、悲しんでいる。


 この状況じゃ、取引は出来そうにないね。


 「仕方ない・・・これじゃあね。 1人にさせてあげた方がよさそうだしね。 ここは諦めて向こう行こうか。」


 ハシュードさんがコソコソ声でそう伝えてきたので、そっとその場を後にする。



 しばらく進み、別の放牧地帯が広がっていた。


 ここはさっきのおじさんとは別の農場主さんのもののようだ。


 「えっとどちら様で・・・、ってハシュードくん?? ハシュードくんじゃないか!!」


 「はい、ハシュードです! お久しぶりです。」


 「やっぱりそうだよなぁ。 それにしてもどうしたんだい、こんな所まで?」


 「今は俺、ちょっと旅しながら商人やってまして。 道中だったので寄ってみたんです。」


 「そうかそうか、立派になっちゃって。 ハシュードくんのところではどんな商品があるんだい?」


 「雑貨品、調味料から武具や農具までありますよ。 向こうの方に行った所のコルト村で新鮮なお野菜も仕入れてきているので、ある程度の食品ならばありますよ!」


 「そうかいそうかい。 ならちょっとお願いしようかな!」


 「ありがとうございます!」

 

 「ん? あれ、この子はまさかカイトくんじゃないか??」


 「は、はい、そうです。」


 「ハハハッ覚えてないよなぁ。 あんなに小さかったから無理もないさ。 大きくなったねぇ!」


 どうやら2人は以前ここに来たことがあるみたいだね。


 「おやおや? この子は知らないかもしれないな。 きみ、名前は??」


 「ハルトって言います。 恐らく初めて会うはずです。」


 「そうだね、確かに初めて聞く名前だね。 よろしくね!」


 「はい! よろしくお願いします!!」


 「いい返事だ。 じゃあハシュードくん、頼むよ。」


 「はい、あるものなら何でも!」


 そう言って取引が始まった。



 ここでは野菜を中心に食品や調味料、雑貨類などが数点売れた。


 この売れたお金で牛乳やチーズの他、羊の肉や牛肉、豚肉、鶏肉や卵などを一通り買い揃えた。


 それにしても、さっきのことを除いたら、ここは動物たちも人間たちも、なんだかのんびりしていて癒されるね。



 「ありがとうございました!」


 「いやいや、こちらこそありがとうね。 またここまで来たら寄ってくれよ!」


 「はい! また来たときは寄らせてもらいます! では!!」


 僕たちはお別れをして次の家へ向かって行く。


 この地帯は酪農家の集まりということで、一軒一軒の距離が相当離れている。


 「こりゃ遠そうだなぁ。 それにしても長閑だなぁ。」


 「平和でいいですよね、さっきの羊騒動はありましたが・・・。」


 「そうだな、にしてもあれはヤバかったな。 結局落ち込みいまくっていたから取引できなかったし。 もう散々だけど、こんな長閑な景色を見ていたら、そんなこと忘れちゃうよね。」


 「そうですね!」


 ということで僕たちは次の家以降でも同じことを繰り返し、商品をまた売っては仕入れ、売っては仕入れを繰り返していったのだった。




◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


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