115.究極の報酬
うぅぅ・・・(´;ω;`)ウゥゥ
腱鞘炎で右腕が悲鳴を上げている小人先生です。
でも頑張るので、たくさん読んでもらえると嬉しいな・・・。
では、本編へどうぞ!!
僕たちは昼食を食べ終わってゆっくりした後、再び受付カウンターの方を訪れてみた。
すると、ちょうど偶然出会ったサリーさんに呼び止められた。
「あれ、あなたたち。 今から申請しに行くの?」
「こんにちは、サリーさん。 そうですよ、これから行きますよ。」
そうハシュードさんが答える。
すると、「ちょっと着いて来れる?」と言われ、どこかへどこかへ連れていかれる。
そこは"支部長室"と看板に書かれた、ソーグさんの部屋だった。
トントンッ
「ソー爺、連れていましたよ。 入りますね。」
そう言ってサリーさんが支部長室のドアを開く。
「呼び出してすまないのぉ。 ささ、こっちへ。」
そうソーグさんから手招きされて、僕たちはソファーへ腰掛ける。
サリーさんはソンチョーさんの隣に腰掛けた。
「えっとー・・・、どうされたんですか? 俺たち、もうモンスター退治は・・・。」
「あーいや、そうじゃないんじゃよ。 今回お主らには一番色々と動いてもらったじゃろ。 そのお礼をしたくてな。」
「あー、そうでしたか。 これはとんだ早とちりを。」
そう言いながらハシュードさんが自分の頭をポンポンした。
「実はな、その分上乗せがあるのでな。 特別に来てもらったんじゃ。」
そう言ってソーグさんが立ち上がり、テーブルの下から木箱を取り出した。
そしてそれをテーブルの上に置くのだが、それを3回繰り返した。
ポカーンとしていると、それを察したソーグさんが教えてくれた。
「1人1箱ということじゃぞ。 これはギルドからの感謝の印じゃ。 中身を確認してくれ。」
そう言われ、僕たちはそれぞれの前に置かれた箱を開けていく。
中には大きな瓶が10本入っていた。
「これは何ですか??」
「それはポーションじゃ。 しかも、これはここだけの秘密じゃぞ。 そのポーションは上級ポーションじゃ。 今回の戦闘で支給したやつじゃな。」
そして、一息置いてさらに凄いことを言ってきた。
「しかも、その中で印のある1つは、なかなか一般の者たちでは手に入れにくいと言われておる、超級のポーションじゃぞ。」
超級・・・何だそれは!?
「超級のポーションはな、どんな重症でも生きてさえいれば治すことができると言われている代物じゃ。」
「え・・・。」
「ちなみに効果も速攻で出るんじゃぞ。」
ソーグさんがニコニコしながら伝えてくるのだが・・・。
これには一同驚愕で何も言えなくなる。
それもそうだよね、だって、そんなものチートそのものじゃん。
「まあ、そう固まらんで受け取ってくれな。 で、オマケみたいになったのじゃが、これも受け取って欲しいのじゃ。 こっちは通常のポーションじゃ。」
そう言って、ソーグさんがテーブルの下からもう1つ、小柄な瓶に入ったポーションを渡してくる。
「こっちは他の者にも渡しているものじゃな。」
「は、はぁ。 ありがとうございます。」
そう言って受け取る。
「それとじゃ、お主らの冒険者カードを貸してくれぬか。」
そう言われ冒険者カードをソーグさんに渡す。
ソーグさんはそれをサリーさんに渡し、サリーさんはそれを持って行ったん部屋を出て行き、しばらくして戻ってきた。
「ふむ、ハシュード氏はランク15じゃ。 カイトくんはランク23じゃな。 ハルトくんもランク23じゃ。」
そう言って冒険者カードを返してくれたが、僕が不思議そうな顔をしている事に気が付いて、補足してくれた。
「ハルトくんのこれは、今回の様な場合の戦い方、あの魔法の壁のやつじゃ。 それを考案してくれた分も少し上乗せした結果じゃ。」
「なるほど。」
そういうことだったんだね。
何で元々ランクの高かったカイトに追いついちゃったのかな?って思っていた謎が晴れたよ。
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