表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
107/179

107.ゴートシープの山菜包み焼き

 皆さんこんにちは、小人先生です。

 13日の金曜日、皆さんは無事に生き抜きましたか??


 僕はちょっぴりホラーな出来事に遭遇しましたが、無事に生きております。

 あれ?後ろに誰かいr・・・


 では、本編へどうぞ・・・


 そういうわけで、急遽僕たちはクォーツ村へ向かうことになってしまった。


 彼らの村は森の奥地の領域にあるので、行くのが非常に大変なのだ。


 なので、もしこれが使えたらと思い、クォーツ村を頭の中でイメージしてみたんだ。


 瞬間移動だね。


 だけど、一向にこの技は発動しなかったんだ。


 この世界の魔法やその類にあるのかは分からないけれど、僕には転移魔法の定番、瞬間移動は使えないみたいなんだ。


 でも、今ふと思うと使えなくて良かったとさえ思うんだ。


 だって、使えたとして実際にクォーツ村に正確に飛ぶ確証があるわけじゃないし、もし運が悪かったり精度が悪かったりして、またこの世界に来た最初みたいにわけの分からない場所に飛ばされたら、たまったもんじゃないからね。


 それに、信じられないくらい遠く、ましてや、この今いる場所の真裏なんかに飛ばされた日には、飛行機があるわけでも車があるわけでもないこの世界だ。


 ハシュードさんやカイト、それにみんなにも一生再会出来なくなってしまうかもしれない。


 そういうリスクを考えると、使えなくて良かったとホッとしたんだよね。


 これからもっともっと長い長い旅をしていくのだ。


 そんなちょっとした移動にあれこれ言っていては、この先が危ぶまれちゃうよね。


 気をつけないと。



 そんなこんなで急いで出発することになった一行。


 というのも、斥候部隊が戻ってきたのがお昼ちょっと前なのだ。


 これから出発しても着くのは夕方前か、遅ければ夕方になってしまう。


 助けてくれただけだよね、というのを聞きに行くだけではあるが、結局戻りは真夜中だ。


 幸い、例のクォーツたちがモンスターたちを退治してくれた森を通れば、日が落ちてからでもモンスターに遭遇することなく帰れるので、その点の心配はなさそうなんだけどね。


 だけどやっぱ、なんだか夜遅くに帰るのって前の世界で言われていた社蓄のようでいやだよね。


 そんな感じではあったが、やはり今行かないと何か手違いがあったときに不味いということで、ソーグさんからのお願いで今から行くことになった。


 「おいハルト、早く食べちゃえよ。 みんなに置いてかれるぞ!」


 そんな状況ではあるが、もうお昼時なのでギルドの食堂でお昼ご飯を食べてから行くことになった。


 今日のメニューは色々あったけれど、僕はその中で気になった『ゴートシープの山菜包み焼きセット』にした。


 「お姉さん、このゴートシープのやつ1つお願いします!」


 「はいよ! きみ冒険者だね? 割り引きしてっと、250ヨークだよ!」


 「はいどうぞ!」


 「毎度あり!!」


 冒険者ギルドが経営している食堂なので、冒険者割り引きでたったの250Yとなった。


 ちゃんとガッツリとしたゴートシープのお肉と、スープやサラダ、パンがセットになった、しっかりしったセットなのに、これで250Yとはなかなか信じられない破格である。


 ギルド直営なのでモンスターのお肉も中間料とかがいらないのも、安い原因かもしれないんだけどね。


 気になるお味は、これは間違いない!ってぐらいの美味でした。


 山菜と一緒に焼いてあることで、人によっては苦手かもしれないような独特の臭みのようなものも全くなくなっており、さらに山菜の味がほんのりと香りながら染みているので、それがまたマッチしていて非常に美味しかった!


 そんな美味しい昼食をバクバクと食べ、いざクォーツ村へと向かおう!




◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


 作品が気に入って頂けたら、ブックマーク、感想、評価をお願い致します。

 ブックマーク、感想、評価を頂けますと励みになります。


 評価ボタンは、本作各話の最下部に設置されておりますので、宜しくお願い致します。


 それでは次話もお楽しみに!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ