105.斥候部隊の帰還
こんにちは。
最近は、昼間の気温が上がってポカポカしてきましたね。
でも夜はまだまだ寒い!!
寒暖差があるので、みなさんも体調管理にはお気をつけて~!!
(何の話をしているんだ~??)
では、本編へどうぞ!!
俺たち斥候部隊はあの事態を目撃した後、急ぎ村の冒険者ギルドまで戻ってきた。
バタンッ!!
おい隊長、ちょっとその扉の開け方強すぎだよ!!
扉大丈夫? 破壊されてない?
そう思い俺は、入り口を通る時に扉をまじまじと見てしまったよ。
一応通り過ぎながらだけど、見た感じは大丈夫そうだ。
そんなことは良いとして、俺たちがギルドに入った瞬間、多くの冒険者がどうなんだ?どうなんだ?と詰め寄ってきた。
だが、あんなこと、ソー爺に報告する前には口が裂けても漏らせるわけがない。
なので、「すまない」、とだけ一言言って、強引にその人の波を掻き分けて行くしかできなかった。
だって、あんなこと口走ったら、恐らく村中が大パニックに陥ってしまう気がするからね。
なので俺たちは、ソー爺の部屋へとそのまま直行したのだった。
トントン
「ソー爺!! ソー爺!! 開けますよ。」
キー
隊長がソー爺の部屋の扉を開いた。
「おお、慌ただしいのう。」
「ソー爺・・・、呑気に寝ている場合ではないですよ。」
「おお、もう戻ったのか。 すまんのう、戻ったのかい。」
「そうですよ、戻りましたよ。」
「お疲れ様じゃの、お茶でも飲むか?」
「そんなことはいいんです、そういうわけじゃなくって。 それよりも大変なんですよ!!」
「どうしたんじゃ、そんな焦って。 一体何を見てきたんじゃ?」
異変に気付き、ようやくソー爺がベッドから起き上がって立ち上がった。
間を置くて続ける。
「相当な状態じゃったんだな。 ここじゃなんじゃ。 会議室で話を聞こうじゃないか。」
そういうわけで俺たちは会議室に向かうことになった。
ガチャ
「え?」
「え!? あわわ。」
「ん? どうしたんですかソー爺?」
「いや・・・、何でここにお主がいるんじゃ、サリーよ?」
「いや、あわわわ、こ、これは違うんです!!」
「ま、まあよい。」
「ふう。」
「お? 奥にいるの彼らは。 ああそいうことか、分かったぞ。」
サリーがポカンとしている。
「この子らを匿ってくれていたんじゃろ、そうじゃろ?」
「そそそ、そうなんです! そうなんですよソー爺!!」
「すまんがサリー、わしの執務室でいいからそっちに移動してもらえんか? こやつらが帰って来ての、ちょっとよろしくない状況らしいのじゃよ。」
するとそこに隊長が口をはさむ。
「おや、ソー爺。 その人たちってこの間話していた、クォーツの村がどうとか言っていた人たちじゃないですか?」
「そうじゃぞ。」
「だったら出来ればこのまま同席してもらいたいですね。 いや、してもらいたいというよりは、恐らくそうした方がいいと思います。」
「ほう、というとクォーツ関連の何かがあったのじゃな?」
勘が鋭いな。 隊長がそうだと示すように首を縦に振った。
「分かった。 すまんが君たち、今の会話とおりちょっとクォーツ関連で森で何かがあったようなのじゃ。 すまぬが一緒に聞いてやってくれぬか?」
「ソーグさん、分かりました。 是非とも聞かせて頂きます!」
ハシュードさんが答える。
「ふむふむ、ありがとうのぉ。」
「いえいえ。」
「ではお主ら、そんな廊下に立っていないで、はよ入ってくるんじゃ。」
そう言われ俺たちは部屋の中に入り、それぞれ椅子に腰かける。
「ではみな入ったの。 何があったのか教えてもらおうじゃないか。」
そうして隊長による説明が繰り広げられたのだった。
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