103.衝撃の光景
今日もお仕事学校の子たちも、お休みの子たちもお疲れ様(/ω\)
僕は、5,000UUを達成したので嬉しいでございます(*´▽`*)
UUというのは、僕の小説を読みに来てくれたユーザーさんの数なんだ!
いつも読んでくれているみんなも、初めて見付けてくれたあなたも、あとがとう('ω')ノ
では、本編へどうぞ!!
ハアハアハア
「どうなっているんだ? ここは森の奥地の領域のはずだ。 なんだって一体もモンスターがいないんだ?」
「夢でも見ているんですかねぇ?」
「新人、バカ言ってるんじゃない! そんなこと言ってる暇があったら、モンスターの一匹でも見付けてくれよ・・・。」
「分かってますよ、こっちだって探してますって!」
モンスターが見付からなくて、先輩も焦ってしまっているんだな。
だからって俺に当たってこなくたっていいとは思うけれど、ここは素直に受け止めてあげよう。
「しょうがない。 ここらにもいそうにない、もっと奥に進むぞ。 だが、気をつけろよ! モンスターが出てくれば、それは森の奥地に生息するモンスターだ。 かなり手強いやつらだ。 それを心得て警戒を怠るなよ!」
「了解!」
そう言って俺たちは、さらなる森の奥地へ向かって歩みを始めたのだった。
そんな最中、しばらく森を奥地に進んでいくと、先ほどまで聞こえなかった音が聞こえてくるようになった。
カンカンという、何かがぶつかった音や、何かの足音のようなドタドタという音、それに、何かが飛び交うようなヒューヒューといった謎な音が段々と大きく聞こえるようになってきた。
その音は他の先輩たちにも聞こえたようで、何だ何だ?と話している。
だが、周囲を捜索してみるものの、この辺りから音の発生源と思われる物なのか、何かなのかは分からないけれど、そういった類のものは見付からなかった。
なので、その音を聞きつつ俺たちはさらにさらに森の奥地へと進んでいった。
そして、森の最奥付近へ近づいたところで、衝撃的な光景を目にしてしまった。
おそらくこれが、先ほどの音の正体であり、なおかつ、先ほどまでの森中の異常な事態の原因でもあるだろう。
それはまさに目を見張るものだった。
なんと、森の奥地に生息していると言われるモンスター クォーツが、とんでもない数、まさに国家の軍勢かのレベルの数がそこにいたのだ。
よくよく見るとなんということか、そのクォーツが弓矢や剣などの武具を持って戦っていたり、はたまた、魔法を放って戦っていたりと、人間そのものかのような立ち振る舞いで戦闘をしていたのだ。
しかもなんということか、クォーツたちは陣形や戦法を上手く使いながら戦っているではないか!?
さらに驚くことに、その相手というのがこれまたとんでもない数のモンスターたちだった。
今までこうやって、クォーツたちが何故かモンスターたちを倒していたから、俺たちが通って来た道中に一切のモンスターがいなかったんだな。
でも何故なんだ? 一体どういうことなんだ?
そう思い顔を隣へ向けてみるが、その光景を見た誰もが、信じられないというような顔をして、その場に立ち尽くしてしまっていた。
そうして、俺たちが呆然と立ち尽くしていると、クォーツたちが遂に森の最奥に到達してしまったようで、戦闘の音がやみ、静かな空間が現れていた。
そこでふと我に返りクォーツたちに近づこうとしたのだが、先輩たちが必死の形相で掴みかかって止めてきた。
「何をしようとしているんだお前は!?」
「いや、クォーツたちに話を・・・。」
「死にたいのか!? いや、俺たちを殺すつもりか!?」
「そういうわけじゃ・・・。」
「お前、考えてもみろ。 あいつらはモンスターだ。 それに話ってお前は一体何を考えているんだ!?」
「いやだって・・・。」
「だってもそっちもねぇ!! あんな数の軍勢が一気に攻めてきたら、俺たちは瞬殺だぞ! 分かってんのか!? それに、逃げ切ってもあんなのを村まで連れてきたら壊滅しちまう。 お前その責任取れるのか!?」
「いや・・・。 あっ!」
そんな会話をしていたら、いつの間にかクォーツたちは姿を消してしまっていたのだった・・・。
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