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100.決行当日

 ついに!!ついに!!ついに!!

 100話目到達でございます(*´▽`*)!!


 100話毎日更新、よく頑張りました!!

 ここまで書き続けられたのは、頑張れたのは、読んでくださる、応援して下さる皆さんのおかげでございます!!


 ほんとうにありがとうございます!!(人''▽`)☆

 どうぞこれからも頑張りますので、応援し続けて頂ければと思います!


 では、本編へどうぞ!!


 前日の予行練習は大成功&成果大だった。


 モンスターの数自体が多すぎるので、実感的なものは薄いものの、確実にモンスターの数を減らすことに成功していたし、今回の戦法が有効なことも確認できた。



 そして本番当日の夜明け前。


 人間たちに見付からないよう、作戦の決行は夜明け前から行うこととなっていた。


 そのため、広場からあふれ出すほど大勢のクォーツたちが、広場や通路その他を占拠しながら集まっていた。


 そこにソンチョーが現れる。


 「みなの者、よくぞ集まってくれた。 昨日の今日、急遽決まったことで、みなに迷惑を掛けてしまって申し訳ないと思う。 すまなんだ。」


 ソンチョーが民衆に向かい、深々と頭を下げる。


 「だが、みなには分かってもらいたいのだ。 先日この村を訪れ、我々のことを認めてくれた彼の冒険者たちが、今非常に苦労し、大変な思いをし、時には怪我も負いながら、大量に増えてしまった森のモンスターたちを狩ってくれているのだ。」


 ソンチョーが深呼吸をして続ける。


 「そんな彼らを、我ら同じ森を利用させてもらっているクォーツ族が、手を貸さないなどあってはならないのではないか? 俺はそう考え、今日の作戦を考え付いたに至ったのだ。 それに・・・、こんな我々を認めてくれた彼らには、どうしても死んで欲しくない、というのが一番かも知れんな。」


 一呼吸置いてさらに続く。


 「そんなわけであるからして、俺のわがまま一つで申し訳ないが、今日はみなには協力してもらいたいと思っている。 すまんがよろしく頼む!!」


 そう言って再びソンチョーが民衆に向かって頭を下げた。


 すると民衆からは協力を示す声が続々と上がった。


 「もちろんじゃねぇかソンチョーさん! 俺たちはあなたのためなら、何だってやりますぜ!」


 「彼らを助けたいのは私たちだって同じさ! そのためなら存分に暴れさせてもらうよ!」


 「頭を下げることはねぇぜソンチョー! 俺たちもソンチョーと同じ気持ちだぜ! よし! 腕が鳴るぜ!!」


 威勢のいい声が村中に響き渡る。


 これで全ての準備は完了したようだね!


 さあ出発だ!!



 ソンチョーのこの演説が終わり盛り上がった状態で、ソンチョーを先頭に大量の軍勢ともとれるほどの民衆が、狩りへと出発したのだった。


 ルートは浅瀬部分から段々と奥地へ向かうルートだ。


 冒険者たちと同じルートを辿って行くことになる。


 こうしたのは、終盤になるにかけて日が明けてきて、冒険者とバッティングしてしまう浅瀬方面に向かうとなると、必ず人間たちに出遭って見付かってしまうからだ。


 別に我々クォーツとしては構わないのだけれど・・・。


 やはりこの見た目だけあって、彼ら人間たちにはモンスターだと認識されてしまいかねないのだ。


 そうなれば攻撃を受けてしまって被害が出かねない。


 そんな状況になれば今後にも影響してきてしまうし、その場で戦闘が始まってしまい、本末転倒な事態に発展してしまうかもしれない。


 なので、そんな状況になるのを防ぐために、浅瀬部分から奥へ向かうルートに設定したのだった。



 浅瀬部分に着くと、昨日の人間たちとモンスターたちの戦闘の跡だろう。


 地面や森の木々が激しく損傷していた。


 しかしそのおかげだろう、一先ず森の入り口付近にはモンスターの姿は視認できなかった。


 なので、奥に向かって進軍を開始することにした。




◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


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