性転換
(今回のお話は山鹿 紅葉の視点でお送りします。
どういった人物かは本文でご確認ください。
と言っても一応は主人公の恋人です)
なんか最初の注釈が多くてすいません。
一応僕が山鹿 紅葉です。
これから少し僕の身の上を話そうと思います。
僕は中学卒業後まもなく性転換しました。
朝起きたら女の子になっていたのです。
それはもう突然のこと。
かなりパニックになりました。
前兆はなかったかというとそうではありません。
女の子になる一週間前から女の子が裸になったり下着姿になったりする夢を連続で見ていました。
しかもリアルな夢です。
男友達にその事を聞いたら思春期特有な夢だと言っていました。
僕もそうだと思っていました。
でも思い返してみると不審な点が2点ありました。
1つはその夢でなぜか興奮をしなかったこと。
思い返してみてもです。
一応言っておきますが僕は時女性が好きですから。
そしてもう1つは僕は夢の中で女性として扱われていると言うこと。
そしてシーンはきわどいものの女性として生活している自分の夢であると言うこと。
今のこの状況を予感していたのか予知夢だったのかは今となっては分かりません。
そして今は立派な女子高生です。
しゃべり方を変えることなく普通に女子校に馴染んでいます。
そうそう、女子校に入学するのも大変でした。
僕のような女の子は一定数いるみたいでそのような娘は性転換女子が通う学校に行くか女子校に行くか選択しなければなりません。
共学は許されないのです。
僕をいろいろと担当してくれた公務員さん曰くそこで女子の基礎を学び普通の女子として溶け込んでくださいとのこと。
僕はいろいろと悩んでいた。
そこの所に急に妹が割り込んできた。
「お兄ちゃん(女)は絶対にこの女子校に入って!!
お願いだから。
私も来年この学校を受験するから」
僕は
「この学校はかなりのお嬢様学校じゃないか。
学力のレベルも高い。
こんな僕でも入れるのか。
それにもう受験時期も終わっているし」
公務員さんは
「それだったらご安心を。
あなたの学力だったら申し分ありませんし面接だけですむように口利きをしておきます。
ちなみにこれは優遇措置ではありません。
あなたのような性転換者を受け入れている実績もありますし女子教育にも力を入れています。
あなたも有意義な女子高生生活を楽しめますよ。
現在も数人ではありますがあなたと同じような境遇の人が在籍しています。
安心してお楽しみください。
それにしてもあなたの成績は優秀なのですね。
ビックリするぐらい。
学費に関しては国の全額補助が適用されます。
状況が状況ですし妹さんの学費も国が負担しましょう。
しかし妹さんはもうちょっと頑張らないとは入れないと思いますが。
まぁ、1年間頑張ってください。
我々も全力でサポートします」
それから1年間、僕は猛烈に頑張った。
初めはスカートの制服に苦戦した。
何しろ当たり前だが僕は今までスカートというものを履いたことがない。
1年間はスカート以外は禁止。
寮に帰ってもスカートを履かされ続けた。
もちろん、寮も女子寮だ。
女の子の秘密もいっぱい知らされた。
知りたくないことも。
女子の友達も初めて出来た。
ていうか女子を同性としてみるこの違和感はどうしようもない。
何せ男子が異性なのだから。
そんなこんなで1年生が終わった。
そうそう、僕に恋人が出来ました。
もちろん同性の女性だけど。
性転換したからと言って恋愛対象が異性(男性)になる訳がない。
恋人の名前は県 佐彩さん。(主人公)
彼女曰く同性愛者なんだそう。
もちろん、2年生になった今でもラブラブです。
後、妹のことを話さなければなりません。
妹は僕が男時代、口をきかなかった。
会話もほぼ筆談。
ちっちゃい頃は仲がよかったのに急に口をきかなくなった。
僕は何が原因か分からないでいた。
そういえば僕のことをお姉ちゃん(男)って呼んでいたような。
言っておくけど女装していた記憶は無い。
ある日、妹は
「お姉ちゃん(男)は何でスカートを履かないの?」
と聞かれたことがある。
僕は何を聞いているのだろうと思い
「男なんだからスカートを履かないのは当たり前だろ」
と答えた。
妹は
「お姉ちゃんは男だったの?」
とショックを受けていた。
いや、何で僕が女だと勘違いしていたのか分からないんだけど。
隠していたこともないし女物の服を着ていた事実もないし。
それが小学生の頃。
それ以来僕は妹と口をきかなくなった。
妹が口をきかなくなった理由は性転換した後に分かった。
妹が直接話してくれた。
「お兄ちゃん(女)、ごめんなさい。
今まで口をきかなかったことを詫びるわ。
それには理由があるの。
小学校の時だったわ。
私は小中と女子校だったから男子というものに触れたことが無かった。
うちは母子家庭だしね。
小学校の時、なぜか男嫌いの友達がいてその娘の話をよく聞いていたの。
その娘の話を聞いているうちに男子が恐ろしくなってきちゃってね。
男性恐怖症になっちゃったの。
そうしたらお兄ちゃんが本当は女の子なのかもって思うようになってきてしまったの。
思い込んでしまったの。
現実逃避って奴。
でも元を作った張本人は今彼氏とラブラブでこのことを忘れているけどね。
それで今お兄ちゃんが女の子になってくれて最高な気分」
僕の気持ちはどうでもいいような言いぶりだった。
ある日、妹が
「そうだ、お兄ちゃん(女)。
彼女さん連れてきてよ。
私とお兄ちゃん(女)、彼女さんでやりたいことがあるの」
僕は不思議に思いつつ妹の寮に彼女を連れて行った。
ちなみに言い忘れていたが妹は無事僕の学校に合格が出来ました。
そんなことはさておき妹の寮に行くとフリフリの衣装が置いてあった。
妹は
「さぁ、お兄ちゃん(女)たちそれに着替えて」
僕は
「こんな服恥ずかしくて着れないよ」
と抵抗すると有無を言わさず制服を脱がされた。
否応なく衣装に着替えると妹は
「今、流行の曲を歌って欲しいの。
この曲。
振り付けも完璧にね」
と有無を言わさず練習させられた。
しかも完璧に出来るまで。
妹は
「良いものが撮れたわ。
これをネット動画にアップしておくからね」
いつの間に撮っていたのだろうか。
そして僕たちの許諾をする間もなくその動画はアップされた。
後にその動画が大事になるとは夢にも思わなかったが。




