誰も居なかっただ
………………っい
………あっ………………いぃ………
「暑いわぁっ??」
目を覚ませばそこは砂浜だった
まるで真夏の様な太陽の日差しに、灼けた砂浜………
そこに横たわっていたオレ………
「殺す気かあっ??」
どのくらい気を失っていたんだろ辺りを見渡してみる
白い砂浜、青い海と空、深い緑の森
………ここが異世界?
あまり実感は湧かないが、多分異世界なのだろう
まずは町か村でも探して水と食料を分けて貰おう………
海岸沿いに歩いて約二時間
時折見た事もない野鳥や動物はいたが人はおろか建物すら一向に見えない
ふと良く周りを見てみると、見覚えのある砂浜、森の枝ぶり………
島じゃん………無人島じゃん????
あの残念糞ロリ天使がぁ!
余り人の居ない所って言ったけど
コレって皆無じゃん、0ですから
人は1人で行きてけねぇからあぁぁぁ
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あ、、、、あっい
喉が渇いてたまらない
「あっ!そうだよっ魔法が使えるハズじゃん」
どうやって使うんだ?
とりあえず叫んでみた
「いでよ!!水!!!」
「ウォーター!!!!!」
「み、、みずずぅうぅぅぅーーよぉーー!」
虚しく声が響いた
誰も居なくて良かったかもしれない