オラは死んじまっただ
気がつくと辺り一面真っ白な世界
「すみませんでしたぁー!!」
目の前に見事な土下座を決める少女……
何?この状態??
とりあえず状況を整理しよう
……うん
意味がわからない…………
混乱状態でオタオタしていると
「貴方は死にました」
人生終了のお知らせでした。
(うそ!?えっ?マジで?いぁオレ生きてるじゃん?)
「すみません!本当です」
心読まれたよっ!!
駄目だ…落ち着け……深呼吸して状況を確認する
辺り一面真っ白な世界
見た事もない服装の10歳くらいの少女(土下座)
血塗れのジャージを着た自分
………っあ
携帯小説で良くあるパターンや……
少し落ち着いたので目の前の少女に話し掛けてみる
「えっと…何で土下座?」
ビクッと体を震わせ顔をあげる少女
まさにこの世の物とは思えない完璧な顔
その背中には大きな両翼………
「っお!天使かっ!!」 思わず叫んでしまった為か
少女天使涙目で震えている
少女天使は気を取り直し叫んだ
「貴方は私のミスで死んじゃいました!ゴメンなさぁーい??」
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………………
少女天使の話はこうだ
神さまに報告する今日の死亡者リストなる物に間違って、名前を載せたまま報告したらしい
一度死んだら同じ世界での復活は出来ない(一部例外あり
本来なら後70年くらい寿命が残っていた
その寿命のエネルギーを使い全く新しい来世を幸せにするか、今の精神と身体で違う世界で後70年を生きるか
「因みに同じ世界での復活の例外って?」
目元を泣き腫らし鼻水塗れの残念な顔になった少女天使は怯えながら
「生者として復活する事は無理ですが、亡者として
ゾンビや幽霊として現世に残る事は可能です。
しかし、貴方の身体はもう火葬されてお墓に入れられ
てるのでゾンビでの復活はオススメしません………」
なら来世か異世界の2択しかないな