Episode.0 プロローグ
――僕は、何を言いたいんだ
――僕は、何をつたえたかったんだ
――僕は、何を伝えられたんだ
――僕は、僕は、僕は、僕 は
そんな事いくら考えても答えてくれる便利な人もいまはここにはいない
――僕は、精一杯やった、そうだ、これは仕方なかったんだ。これ以上は無い無い
そんな風に考えることで自分を取り繕うとする
――これ以上は無い無いんだ無いこれ以上は!!
ふと、そう考えたと気に手に痛みを感じた
「...ッ」
知らぬ間に自分は自分の手を力強く握り締めすぎていて自分のつめが手のひらに食い込んでいた
「....もう一度....会いたい、やっぱりやらないといけない」
そんな事を願っても神様は僕の前にもう一度"彼女"を見せてくれる事はしない
「...っ....」
彼女の名前を短くつぶやいた僕を今にも電球が切れそうな寂れた街灯が照らしている
雲ひとつ無い夜空に星空が見えた
星空はきれいに見えるのにあたりは暗い
今晩は月が出ていなかった
時刻は午前1時半を回ったところ
君の好きだった曲が音楽プレイヤーからながれてきた
発投稿します
皆さんが楽しめるものを造っていきたいと思いますのでよろしくお願いします