豆撒き(二百文字自作自演お題小説)
使ったお題は「豆撒き」です。
田守優子は私の親友。ちょっと変わっているが、悪い子ではない。
今日は節分。恋人の北野一義君と豆撒きをするお寺に行った。
すでに参拝客でごった返していて、有名人がいる本堂の近くまで行けそうにない。
すると優子が赤塚武君とやって来た。
絶対に付き合っているのだと思うけど、優子は否定する。
「偶然ね」
優子は赤塚君をほったらかして私に話しかけてくる。
北野君が怪訝そうな顔をした。
私と優子はそういう関係じゃないってば。
ということでした。