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自作小説倶楽部 第4冊/2012年上半期(第19-24集)  作者: 自作小説倶楽部
第22集(2012年4月/「嘘」&「愛」
35/62

1  七川冷 著  嘘 『嘘田商店のリップクリーム』

 旅行やお買い物が好きな方へもし、足を伸ばして行ってみた先に嘘田商店と書かれたお店を見かけたら見ていくのは構わないけど、決して物を買わない事をお薦めします。ローンを組む必要があるほど高い商品ばかり売られているからとか中に麻薬が隠されているからとかではなくて売り物は一見普通の物だけど、何らかのトラブルを招くという噂がありますから・・・。では、今回は噂が本当だと断言できそうな一例を公開しましょう。

あれは、晴れた日のことでした。被害者の月伽は、激安の国内旅行でふらふらお出かけしていました。ふと、月伽は嘘田商店の前に歩みを止めて[せっかくだし、ここへ立ち寄ってみようか。」といいながら店に入りました。中にはいると、木製のお店でどこかで聞き惚れそうな音楽が流れているせいかどこか懐かしい雰囲気が漂っていて中肉中背、太い首、あごひげの男性店員がレジの前でにこにこしていました。月伽は、化粧品やお菓子を買おうと売り物を見てみました。リップクリームを見つけ、値札をよく見てみると地元の店よりも安かったので買ってみる事にしました。そして一旦ホテルへ戻った月伽は試しにリップクリームをつけてからもう一度お出かけしてみました。観光名所へ向かう途中で雨が振ってしまいました。[・・・早く晴れるといいな。」月伽がそのように発言すると、雨はぴたりと止みました。月伽は、通り雨だったと勘違いしてお出かけを再開しました。

旅行から帰ってきてあのリップクリームを付けている時は、飼っている兎のリリアンと会話が出来るようになったり、自分以外誰もいないのに疲れて皿洗いをサボって寝ていたら翌朝洗ってあったりと似たような事がたびたび起こるので流石に怖くなってきた月伽は理由を尋ねようともう一度、嘘田商店へ赴いてみました。前に来た時にはいない店員に店長を呼ぶように指示すると前の時にいた店員が現れて立ち話もなんだからと奥の部屋へ通されました。[私が、店長の宇野田ですけど何か御用で?」月伽はリップクリームを付け始めてから何かを言うと嘘のような出来事が起きたりとするような事を説明すると、宇野田はくすっと笑いながら[どうせ疑うのでしたら嘘のような激安価格で売られていた時点で疑うべきですよ。このリップクリームは普通のリップクリームと同じように塗って願望を表す言葉を言ったり嘘を言えば嘘のような出来事を体験できる代物ですよ。」と言いました。[願望を表す言葉や嘘で・・・」[はい。その証拠に側面をよくごらん下さい。ガサガサな唇になると書かれているのにプルプルな唇になっていますでしょ?」[え?」月伽は、注意書きをよく見てみると、宇野田の言う通りなので驚きました。そして宇野田の説明に納得した月伽はぺこぺこ謝って自宅へ戻っていきましたとさ。

あれ?「これじゃあ、噂は嘘だと断言できる一例」じゃないかだって?だって、今日は4月1日でエイプリルフールではないですか。言い換えれば、傷つかない嘘ならついても構わない日ですよ。なので、私の苦手なホラーを装ってこのような嘘をついてみた訳ですよ。つまり、嘘田商店の噂も嘘ですよ。 お後がよろしいようで

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