表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ある優しい少女の日常  作者: 一ノ瀬みゆき
2/8

小学生高学年




心に浮かんだことをつらつらと書いています。


これを読んだ方がどのような感想を抱いたか?

教えていただければ心が軽くなります。



 少女は真面目な性格だった。

 小学5年生まで漫画を見たことがなかったので、ユーモアという感覚が笑点レベルであからさまでないと理解できなかったのだ。


 少女が小学5年生になったある夏の日、父親に言われた。

「国の扶養手当は2千5百円だから、お前にはそれ以上使わなくてもいいんだよ。

 それは国が認めてる金額だからな」


 少女の親は公務員だった。

 真面目な少女はその言葉に反抗する術を持っていなかった。


『それならこの親に金銭的に依存してはいけない』

 少女の心に刻まれたこの想いは少女の今後の金銭感覚の礎となった。


 公務員の給料は多くなかった。

 家族4人で3Kの宿舎に住んでいたが、そのうち1部屋は2畳しかなかった。残りは6畳と4畳半。

 少女は2畳の部屋を与えられていたが、

 朝目覚めると6畳に父親と飲んだ知らない人が寝ていることが少なくなかった。


 多くはない給料で飲み歩いているようだった。

 

 少女はまだ、自分の家の経済状況を知らない……。

 父親は食べたい物を食べ、母親は経済状況について何も言わなかったから。







読んでくださり、ありがとうございます。


感想、評価を頂けると嬉しく思います。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ