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ⅩⅩⅥ 一章、end……?

side:ヒナミ!!(またか)

あの日、森平が家に倒れ込むようにして入ってきて以来、外には出ていない。


別に前のように心ここに在らずのような、ベットでずっとぼーっとしてるような感じじゃないんだけど……


私に対しては普通に話してくるようになった。初めて会った時のようなしどろもどろな感じもしない、もしかして、信頼されてる?


だけど外に出ようとした時だけは別。出ようと思う意思はあるみたいだけどどうしても最後の一歩で踏みとどまってしまう。無理に出そうとすれば気分が悪くなって結局断念することになった。


ある時、森平が私にこう言ってきた。


「あのさ……俺、なんの力もなくて、あの時のように、魔物に襲われても反撃することなんてできなくて……逃げることしか出来なくて……俺、こんな世界でこんなんで生きていけんのかな……」


元々勇者召喚で勇者一行のの爪弾きにされ、なんの力もないまま理不尽な目にあっていた。それがどういう気持ちなのか、私にには完全に理解はできない。

それでも、一つだけ言いたいことがあった。


「なら、本当に信用できる人に頼ればいい」

「え……?」


「森平、あなたは弱い。それでも、あなたはあの女の子を助けようとした。1度殺される一撃を食らったやつの前で。それはなかなか出来ることじゃない。でもあなたは助けた。それは何で?」


「……わかんねぇ……分かんねぇよ……でも俺よりも小さな子があんな事で死ぬなんて……」

「そう思えたならいいでしょ」

「?」

「あなたは弱い。それでも助けようとした。私はあの時、あの女の子は魔物を倒してから助けようと思った。でもそれじゃダメだった。あのままだったらもっと被害が増えて、多分あの女の子も巻き込まれてた。でもあなたは最初から助けて、”逃げる”ことを選択していた。それはなんでか。”弱いから”。私にはなかった選択。別に私が強いとは思わないけど、それでもこれだけは覚えておいて」





「あなたの”強み”は”弱さ”」



柄にもなく長く喋ってしまった……疲れた、今日はもう部屋にこもろう。


とまぁ、そんなことがあった。


そして今。


「ヒナミさん、薬草の補充完了したぞ」

「ん、ありがとう」


彼がいつの間にか手に入れていたというスキル、薬草生成を行なってもらい、何時でも薬草の補充ができるようになった。


これは森平から言い出してくれたことだけど、この家に泊めてもらう対価との事、一応人間不信が悪化してまともに外に出られないから泊めるのも仕方ないと思ってるし気にしなくていいと言ったけど向こうが気にするみたいだから。


こうして、私と森平の共同生活しごとかんけいが始まった。


____________________________________


「とまぁそんな感じで第一章終わりだね~。死者も出てないhappy end!」


金髪の少女、言わずもがなシェリーだが、彼女は今ベットの上で寝転がっている。


周りはどこまでも闇が続く虚無の空間。

最近のお気に入りの場所。

私にふさわしい場所。


「まぁここまでは見たことあるし、問題はこの先なんだよね……てか記憶ないし、もしかしてこれ、まだ4章途中考えられてない?大丈夫か?とりあえず、私としても、あれとしても1番大切な2章が始まるし……ねぇ?まぁ事件なんて当たり前なんで?森平、ハーレム頑張れよ?そんぐらいやってもらわなきゃダメだからな?目指せ!誰も死なないhappyend!!」


そしてシェリーは手に持ったカードを見てつぶやく。


「追加設定……タロットは前からあったけど、七つの大罪も出そうだなぁ……私は……あ、やっぱし選ばれてんのか……どれだ?」


何も無いところを見つめ彼女は……


「は?ふざけんなよ?それを求めんのなんざ当たり前だろ?何言ってんだよ」



「何が強欲だ」

なおシェリーの言ってるの全部裏設定です。つまりメタ発言です。


というわけで急ですが、1ヶ月休稿します。次回は7月です。

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