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2.開発

セトルは、早速AIの開発に取り掛かった。

会話システムは特に力を入れて開発する必要があった。このAIを開発する主の目的は、自分の会話力を向上させるためであるからだ。その他、関節の動きも人間らしく動くように調整し、歩いたり物を掴んだりなどの生活上必要な動きは完璧かつスムーズに行えるようにした。また、遊び心で緊急時自己防衛用武装も内蔵させた。

外見やコスチュームもおと子や学校の友達などに手伝ってもらい、セトルが思っていたよりも遥かに早くAIは完成した。

完成したAIは「こいぬまる」という名前が付けられた。セトルはどちらかというと猫の方が好きなのだが、好きな方ではない犬にするのもいいのではないかと思って犬にしたのだが、これがまた結構いい外見なのである。

黄土色に近い色のパーカーに犬を模した耳付きフードを被り、その手にはM4アサルトライフルを所持している。

あとは主な生活リズム等のプログラムの製作だ。

睡眠時間は0時頃と、セトルより早い時間に自動でスリープモードに入るようにした。そして、朝は7時に再起動する。さらに、エネルギーの補充は人間と同じ食事で行えるようにした。これで一緒に食事もできる。

完成、完成だ…!

高性能AI「こいぬまる」は遂に完成した。今までその優れた能力をあまり発揮できずにいたセトルは久々の物作りを終えて満足感に浸っていた。

電源を入れよう。動作テストも兼ねて。テストに合格すれば、そのまま起動しておこう。

PCから遠隔操作で主電源をONにした。ゆっくりとこいぬまるは眼、視認システムを開く。既にこいぬまるのシステムデータにセトルの情報をインプットしてあるので、こいぬまるは彼を見て、すぐに彼がセトルであることを認識した。

「こ、こんにちは…。」

とセトルが話しかける。すると、こいぬまるは少しセトルを見つめたあとに、言った。

「おっ」

セトルは一瞬困惑したが、こんな感じで喋るようにプログラムを書いたのはセトルである。なるべく仲のいい人のように喋るようにしたのだ。

自分の作ったAIと会話して、生活を共に過ごす。期待する未来にセトルは胸を躍らせた。

もう、これからは1人じゃない。

これからはTwitterのくだらないやり取りとかも入れようと思ってる…

1つの話が短くなってしまうのは許してほしい…。

続く …?

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