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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

ツイッターネタ企画?やってみた!

作者: マーテル

 俺の名前は勇者。女神様に選ばれた青年だ。


 俺は仲間達と数々の試練を乗り越え、遂に魔王を打ち倒す為に必要な神器


 聖剣に認められる事が出来た。


 今も聖剣は光り輝き担い手である俺が封印されている台座から引き抜かれるのを待っている。


 だが、ある事に気づいた。聖剣に鞘がない事に。


 武器とは大なり小なり傷つける物だ。だからこそ


 あらゆる武器にはその武器を上回る強度がある鞘が重要視される。


 だが、目の前にある聖剣を納める鞘なんて存在するのだろうか?


 そんな事を考えていると、頭の中に嘗て聞いた女神様の声が響き渡る。


 『聖剣に認められし勇者よ。汝の悩みは無用のもの。それは何故か?数多の試練を乗り越えて来た貴方自身この聖剣の鞘なのです』


 何という事だ。これまでの試練が俺自身を聖剣の鞘となるべく鍛え上げる事だったとは。


 しかし、ならばこれまでの苦労も納得が行くというものだ。


 この結果は仲間達との絆の証でもあるのだから。


 後ろを振り向くと、仲間達にも女神様の声が聞こえていたのだろう。


 俺を応援するような眼差しを送ってくれている。ここで彼等の期待に応えねば何が勇者か!


 声の主である女神様は俺が覚悟を決めた事を察したのか、衝撃的な言葉を発する。


 『さあ、勇者よ。聖剣を台座から引き抜き汝の鞘、【肛門】へと突き挿れるのです!』



 俺を含む全員の目から光が消える。


 俺と共に修行を積み重ね、常に戦線を支えてくれた重戦士


 お調子者だが、様々な謎を解明し迷宮で頼りにしている賢者


 心優しい笑顔と雰囲気で殺伐とした雰囲気を癒してくれた聖女


 皆、今までありがとう。俺は今ここで、自分の初めてを捧げる事になる。


 俺は無言で台座に近づき、一気に聖剣を引き抜く。


 聖剣は眩しい光を放ち、世界の闇を払い人々に笑顔をもたらすだろう。


 

 俺達の目の光と笑顔を引き換えにして。



 俺は聖剣の剣先を尻……いや、鞘へと向ける。震える。万が一の事があれば


 俺はどうなってしまうのか? 歴史上最も間抜けな勇者として語り継がれるのでは?


 そう考えると、四天王との戦いで味わった恐怖など可愛い物だった。だが、俺は勇者だ。


 意を決して俺は俺自身の鞘へと聖剣を挿入した、


 「アッーーーーー――!」


 「「「勇者ーーーーーーー!!」」」


♦♢♦♢


 何書いてるんでしょうね、ほんと。一発ネタでしたー!

 

クスリと笑って貰えれば嬉しいな!

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