表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

眠り姫病の話

作者: なまたもち

実在する病気ではありません、

私の世界では存在するのですがね。


『眠り姫病』という病気を聞いたことがありますか?


その名の通り、おとぎ話に出てくる『眠り姫』のように永遠に、年も取らず、眠り続ける少女の病...


身体中を薔薇の模様のような痣が覆い尽くし、2度と目覚める事は無いといわれています。この病気自体、都市伝説レベルに稀で、治療法がないのです。


発症が分かれば、本人とその家族は、静かに、待つことしか出来ないのでした...。



永遠の眠りにつくその時を...。




死とも捉えられるほどの別れを...。





今にも目を覚ましそうなものを100年、200年とずっと閉じたままなのです。

目を、ずっと閉じているのです。



こんな人たちはどうなるのでしょう?

ずっと眠ったままなのでしょうか?



大抵、この病気に罹った人は、誰からも忘れられて

風に吹かれて塵となるか、

岩に押しつぶされてぺしゃんこになるか、

あるいは


もう目覚めるのをを諦めてしまって、待っていることに疲れた人々が燃やしてしまうのでした。


待っている人々も辛いのです。

(そんなの、本人からしたらとんでもないという話ですよね。)



人の寿命には限りがあります。


どれだけその人を大切に想っていても、自分よりも長く生きられては、目覚める時を待てないものですし。


それに、限りある命をうら若き乙女に捧げる事は難しいものなのです。



そんなことで、眠り姫病の人々は、半分

待っている人たちに殺されるようなものなのでした。


いつまでも、目覚めないというのは、そういうことなのです。





ですがそれは人間なら、の話。





それが永遠を生きる神に近い存在であれば?

薄れることのない愛情がそこにあれば?

それを忘れることが無かったら?





人に恐れられ、怖がられ、嫌われて。


力の象徴である角を折られ、それでも人を愛した『鬼』が、一人の少女の為に、


自分を愛してくれて、自分に愛することを教えてくれた少女の為に、悠久の時を過ごすのは




また、別の話。

今、この病気にかかって苦しんでいる女の子の話を考えています。

モチベーションが上がれば書きたいですね、

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 頑張って下さい!
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ