余計悪化になってしまいました
私とジャスミン様、そしてカテリーナ様とユリアン様とで護衛付きで、そして何故かジオ様とクロ達も一緒にお店までついてきてます。なんとゆうか、ある意味護衛はいりませんわね、、、。
「水着!メアリーさんは、セクシー系がいいと思うよ!」
ジャスミン様は緑色のビキニを持ってきました。
「メアリーは俺は白がいいと思う!」
何故貴方まで女性の買い物に口を出すのです、、
カテリーナ様とユリアン様は可愛いらしい、青とビキニと黄色のを買っていました。
「私は後でで構いません。ジャスミン様はどのようなものをお考えですか?」
「え?わたし?んー、、、」
チラとクロを見ながら、ジャスミン様は悩んでました。
「あ、あの、クロ様はどういったのが好き、ですか?」目を合わせず、赤い顔をしながらモジモジして質問をするジャスミン様。あらあら、ここにも恋の乙女がいたわ。ふふ、普段はお転婆ですが、クロの前だとおとなしいですわね。可愛らしい子です。
クロは少し考えて
「私は着たいと思うものを着ればよいかと思います」
淡々と答えてるクロにタイガー様は
「俺はヒョウ柄がいいと思うぞ」
とクロに向けて言ってました。
意味のない対抗心を抱いているようです。
そんな賑やかな中、ローズさんはまた現れました。
「なんでえ!?なんで、ジオ様とのデートイベントが皆んないるのよ!?」
「お兄、、でなくて、ジオ様。この人がヒロイン?」
ローズさんと会って明らかに嫌悪感を出しているジオ様は
「お前同類だろう?なんとかしてくれよ」
「は?それ人に頼む言い方?お願いしますでしょ?」
コソコソとジオ様とジャスミン様は話ていますが、、、
美男美女が並んでいて、お似合いですわね、、、。
ジャスミン様はローズさんの前に立ち
「色々貴女の気持ちはわかります!」
「貴女だれよっ」
「そうね、、今はタイガーお兄様の妹ジャスミン。
でもね、私はこの【ドキドキフラワープリンスの恋メモリアル】のファンよ!!」
ドヤ顔で言っているジャスミン様。ジオ様だけは、ウンウンと納得してるようですが周りはポカーンとしています。
ローズさんは「うそ、、、同志、、、?なの?」
嬉しそうにジャスミン様のそばにいき、二人は握手をしました。
ジャスミン様の言っていることはわかりませんが、何とかのファンらしいです。ローズさんはそれを共感したようで嬉しそうにお話をしています。
「ドキプリのジオ様が最高なの!ずっと君を守るって告白シーンが一番好き!!薔薇の花束を持ってきて、あのスチル最高だもん」
興奮して、話しをしているローズさん、、どのジオ様の事を言っているのでしょうか。チラとジオ様を見ると目が合って、ジオ様はただ微笑んで答えてます。
やだわ、、、目を逸らしちゃったじゃない、、、。
「ジオ様はたしかに素敵だけど、王道って感じで私はクロ様が最高!!
貴女がいなくては私は幸せになれませんっ、って、言ってたり、少しドS部分があったり、興奮する!!」
わーかーるー!って二人は盛り上がっております。
「でもやはり、ジオ様が一番!」
「いや、クロ様でしょ。声優も最高だし。一番はクロ」
「は?」
怪訝な顔をするローズさん
「・・ん?」
喧嘩腰のジャスミン様。
急に冷たい空気が流れてます。
ジャスミン様はもう一言続けていう。
「これは、あくまでもゲームの中での話。
今私達はここで生きてるし、現実だよ?
ゲームのクロ様が目の前にいて悶えてどうしようもないけどさ、、、でも彼はクロ様だけど私の知ってるクロ様ではないし。」
ローズさんはジャスミン様を睨み
「結局あんたもあっち側なわけだ!とにかく一番はジオ様なんだから!」
「だからそれはクロ様だっていってるのでしょう!」
二人は喧嘩をし始めました。ジオ様かクロか、、ジオ様とクロはもう遠い目をしておりましたわ。
「二人とももう、争うのはやめては」
ローズさんは私の顔をみるなり
「悪役令嬢はだまれ!あんたなんか、破滅するんだから!」
「メアリーになにいってんのよ!私の姉になる人なのに!」
はて、私はジャスミン様の姉でもないのですが、、、
ジオ様、クロ、タイガー様などが止めに入り、ローズさんは怒って何処かへ行ってしまいました。
ジャスミン様はくるりと振り向き
「あはは。余計関係を悪化させちゃった!めんご!」
笑ってごまかしましたわね。ジャスミン様。
そして、あれからですが、何故か私の教科書がなくなってたり、靴には生ゴミが入ってたりしています。。。
困りました。




