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おかしくない? 普通におかしくない?
なんで学校とお嬢さんの家が裁判じみたことし始めてんの? こっちに集中して!!!!!! そんでもって、お嬢さんの方も平然としてないで、焦って!! あんたこのままだとこの貧乏長屋に居続けることになるよ?! っていうか、今まで黙ってたけど、よくここにいて平然としてられるな! あんた大物だと思うわ!
僕が机に肘をついて、唸っていると妹が「お兄ちゃん、大丈夫よ」と慰めてくれる。ほんと天使……。しかも、スープまでくれる。天使……。お嬢さんの方は、白湯を飲みながら「ま、責任を追求するのは当然のことですわ。さらわれたのは学校にいた時ですもの」と冷静に言った。
攫った僕が言えた義理じゃないけど、平然としすぎじゃない?
「でも、普通は先に娘の安全のためにお金渡そうってならない?」
「同時並行の方が多いと思いますわよ。犯人の確保も必要ですわ。学校と家でやりあうのに二週間と考えて、学校が責任を認めて探し始めるでしょう? 家は平然と待つと思いますわ。もちろん、お金を用意したり接触を試みようともするとは思いますけどね。慣れてますから」
「慣れてるって……」
「心配してると思うわ、私。お兄ちゃん、お金なんかいいから、こんなことさっさとやめるべきよ」
「でも、今更だよ。それに、僕らにはお金が必要だ。そうだろ? この前、発作が起きたじゃないか」
「うん……」
「学校は犯人探しに躍起になると思いますの。なにせ責任を押し付けられるわけですもの。つかまれば、即牢屋行きですわ」
「そんなの覚悟してるさ。金さえもらえれば、妹は誰かに預けて……」
「お兄ちゃん! 私、お兄ちゃんと一緒じゃなきゃ嫌よ!」
「ごめんね、ギャビー」
僕らが手と手を取り合っていると、お嬢様は白湯を飲み干し「そこで、あたくし、考えがありますのよ!」と言った。
僕らは、は? と言った。
なにいい始めるんだ、このお嬢さん。
「まず、犯人は架空の人物にするんですの。それでもって、あなたはあたくしを助けたってことにすればいいんですわ。暗くて顔はよく見えなかったとか言えばいいんですのよ。昏睡しているあたくしを運んで、ここにつれてきて看病したってことにすればよろしいのだわ」
「いやいやいや! あんたバカかよ! こっちは金が欲しいの! お判り???」
「ええ、ですから、報奨金をとらせますわ。いずれ、そういったものが出るでしょうから、それまで待つんですの」
「本気で言ってる?」
「ええ、本気ですわ」
「僕、あんたを攫ったんだぞ? なんで、こんな協力的なんだ?」
「それは、あたくしに親切にしてくださったからよ」
「親切ぅ?!」
なに言ってんだ、このお嬢さん! 僕らがいつ親切にしたってんだ? むしろ、攫ってんだぞ、こちとら! しかも、多分、今まで食べて来た中で一番質素なもん出してるし、ベッドだって固い僕のだし、汚い服しか着替えないし……。普通に親切じゃなくない???
僕らが、なに言ってんだ、こいつって顔をしていると、お嬢さんは「まったく、やれやれですわ」と言った。
いや、なにがだよ。
「普通誘拐されたら、ベッドなんて提供されませんし、ご飯だってそんなにもらえませんのよ。しかも、あなたたちはあたくしにつけていた縄まで外したんですのよ? まあ、あたくしが美しくたおやかで可愛く可憐な乙女だから、そうやってしまうのも仕方がない話ですわ。そもそも、あなたがあたくしのことが気になっているのも仕方がないことですわ」
「気になってねえよ!!! なんでそう思う?!」
「まあ、素直になってよろしいんですのよ」
「素直だよ、僕は! 素直に、まじに、あんたのことなんかこれっぽっちも気になってねえから!!」
「お兄ちゃん、私は、気にしないからね」
「お前まで言うんじゃない! お兄ちゃん、泣くぞ?!」
妹は、笑いながら「からかっただけじゃなーい」と言った。お前、明るくなったなあ。だけど、一応、言っておくと、まじでこのお嬢さんのことなんか一切気になってないからな? まじだからな。これ言うと、逆にそうなんじゃねえの? ってなりそうだけど、本当だからな。
お嬢さんは白湯が気に入ったようで、どんどん飲みながら「ディックは今頃、なにしてるのかしら」とため息をついた。
僕もそれを言われると、ため息をつきたいよ。
あのディッキーちゃんは、着々と婚約破棄の準備してんだよなあ。しかも、毎回、アリスといちゃつきながら。おーい、そこ廊下だよー! 掃除中だよー! お前らもしてやろうかー! って言いたくなるよね。
この前はお友達らしいイケメン供と結託しながら、いかにこのお嬢さんをやりこめて、やっつけられるかって話をしていた。そういうの廊下でしない方がいいと思うんだけどなあ。たしかに、授業中だし、生徒はいないだろうけどさ。ていうか、君たちも授業受けなよ。
「ねえ、アーサー。ディックはあたくしの心配してる?」
「してるっちゃしてるよ」
「まあ! ほら! やっぱりよ! やっぱり、あたくしがいないと寂しいんだわ!」
「よかったね、スージー!」
「ええ! ありがとうギャビー!」
ウッ!
本当は、ちゃんと戻って来てもらわないと機会を逃すからって言うのなんだけど……。あー、胸が痛い。普通に痛い……。卒業式まで細かく数えると丁度三ヶ月ある。三月に卒業で、そのあとのプロムだかなんだかで、破棄する旨を伝えるらしい。
人前であれこれと、今までして来たことをあげつらねて、破棄しようというらしい。
最近知ったけど、っていうか、お嬢さんが教えてくれたんだけど、破棄された方は今後の結婚とかが難しいそうだ。それに色々と家や自分に被害が出るらしいのだ。えー、まじで? って感じ。こちとら、結婚四回目とかいうおばさん、おじさん見てるのに。貴族って大変だな。
まあ、僕には関係ない話さ。
「スージーは、ディックと結婚して何するの?」
「もちろん、まずは新婚旅行ですわ! あたくし、行ってみたい場所があるんですの! そこに二人で行って、湖畔でボートにのるの……。それから、美味しいご飯も食べて、二人であれこれ行くんですのよ。それから、家に帰って、あたくしはね、ディックの執務の手助けをするんですの。前はね、生徒会の仕事をさせてもらってたんですけど、最近はめっきりさせてもらえませんの。かわりにアリスさんばかり……」
「まあ! 大丈夫よ、スージー! 今回のことで、きっとディックはスージーのこと心配して、再確認してるところよ。ね、お兄ちゃん」
「え? え、ああ、うん。そうだと思うよ」
アリスに対する愛をな……。
言えないから、とりあえず、笑っとこ。あー、妹、天使だわ。ほんと天使。かわいい。こうして明るく笑えるようになってよかった。お姉ちゃんみたいだって、こっそり僕に教えてくれたけど、僕から見れば友達って感じだよ。
正直、スザンヌは嫌な奴かなって思ってた。意地悪する計画を立ててるの聞いてたし、こいつ金持ち思想してんな〜とも思ってた。でも、ちゃんと接してみれば、案外普通に乙女だ。嫌な奴ではない。鬱陶しいけど。めちゃくちゃ鬱陶しいけど!
事あるごとに「素直になってよろしいんですのよ?」と言ってくる。
僕は素直だ。
素直に黙れって言ってるし、素直に話し聞けって思ってるし、素直に鬱陶しいと思ってる。
「あ! お兄ちゃん、もうお仕事の時間よ!」
「うん」
「アーサー! ディックの様子をちゃんとみて来てね!」
「はいはい、おじょーさまのおうせのままに! っていうか、本当に金くれるんだろうな!」
「もちろんですわ。それと、先ほど言っていた件は覚えておいて。あたくしを救ったのがあなたってことにするってこと」
「お兄ちゃん、カバン!」
「あ、悪い。じゃあ、行ってくる!」
「行ってらっしゃーい!」
あ〜〜〜〜、天使。
仕事、がんばろ。
薬代はなんとか捻り出せたし、食費はめちゃくちゃ削ってるし、そろそろ大家さんが怒りそうな二ヶ月の家賃滞納もあるし……。あー、金が足りない! もしも、妹の病気が再発したら確実にアウトだし、もう木枯らしどころじゃないそこそこの寒さがやってきてるから、再発する危険性も高くなってくるし……。
うーん、金があれば、万事ではないが、そこそこ解決する。
攫って、助けたことにして、報酬をもらう。
たしかにいいかもしれないが、それじゃあ、あのお嬢さんの自作自演に思われる可能性もあるわけだ。なにせ、僕は彼女の通っている学校で働いてるんだから。まあ、知り合いになる可能性なんてゼロに近いけれど。
だとしたら、あのディック野郎はお嬢さんを非難するだろう。非難したら、あのお嬢さんは泣くだろうか。
僕には関係のない話だ。
だけど、さらわれておいて、僕らの生活になぜか溶け込んで文句も言わずに、妹ともうまくやっていて、そんでもって協力的だ。そんなお嬢さんに少しくらいは恩返し的なことをしてもいいんじゃないだろうか。
むしろ、やった方がいいんではないか? ここまで協力的な交渉材料なんてなさそうだし、報奨金って形なら僕はお咎めなしだし。それを提案したお嬢さんにそれくらいは、した方が、いい? かな〜?
だけど、タイミングが大切だぞ。
お嬢さんの言う通りなら、まだタイミングは整っていない。
じゃ、その間は、お嬢さんのお気になさっているディックの野郎についてだ。
僕には、あの野郎の良さなんて顔と肩書き以外に見出せないんだが、あのお嬢さんはメロメロに惚れ込んでいる。そんな男が婚約破棄して別の女の子と幸せになりますとか言ってんだから、たまったもんじゃない。
家で無駄に聞かされるディック談義からいうと、もうあれはかなり惚れ込んでる。
婚約破棄に至らない方がお嬢さんにとっては幸せかもしれない。というか、多分、そうだろう。総合的に考えるとだ。だけど、お嬢さんに言われたのと、なぜか仕事中に鉢会うもんだから、なんとなくあの野郎のことがわかって来たおかげで、一つ反論できるものがある。
あの野郎はお嬢さんには勿体無いってことだ。
肩書きと顔は立派なものだろうけれど、実がまだない。不誠実だと思う。それを考えると、結婚後に幸せになれるかっていうと違うと思う。
まあ、僕が彼をちゃんと知ったのは最近だから、昔のことなんか知ったこっちゃないけど。
ぶつくさ考えながら、学校に仕事しにきた奴ら用の門を通る。向こうの正門の方には生徒たちが見える。おーおー、いい洋服きてらっしゃること! あんな服、妹に着せてあげたいなあ。絶対かわいい。もう、天使だと思うし、絶対そう。こういう学校に行かせると苦労があるだろうけど、勉強ができるのってのはいいことだと思う。読み書きはできるし、数字もなんとかなるけど、それ以外はさっぱりだしな。
妹にはそんなのがコンプレックスになっちゃうと悪い。
だが、入ったところで、さらなるコンプレックスが刺激されちゃったりするんじゃないか?
まあ、こんなの夢想だけどね!
とにかく、今日も頑張ってお掃除して、ディックの様子を見て、できそうなら学校とお嬢さんの家のことを探る!
よおし! 頑張るぞ!!!!
って言ったはいいけど、のっけからこれかよ。やる気なくすわ。
「アリス、卒業式のプロムで彼女との婚約を破棄したら、踊ってくれるかい?」
「ディック……、もちろん! 嬉しい」
「私もだよ。こうして、あのスザンヌがいないと平和なものだね」
「うん……。彼女には悪いけど、正直、ホッとしてる。それに、こうやって、ディックといても許されてるもの……」
「そうだね」
予鈴なってんぞ、行けよ!
ここは生徒がほとんどこない廊下だからってこっちからきたのに! 気分クソ悪いわ!
はー、やる気なくすわー。
予鈴なったんだから、さっさといけよな。この長いカーテンにくるまって隠れてる間にさっさと通り過ぎてくれ。
「ディック、予鈴がなっちゃったよ。早く行こ?」
「ああ」
おてて繋いで、仲良しでちゅねー。はいはい、行った、行った。あー、鬱陶し……。
僕は彼らが廊下の角を曲がったところでカーテンから出た。
あの人ら、やってることわかってんのかねえ。ディックは二股、アリスは浮気。事案だと思うな、僕。まあね、恋愛中ってだいたいおかしいし、そういうもんだってわかるけどさ。人間なんだから、理性は残しとこうよ。
僕は掃除をしながら、校長室近くに向かった。
窓からバッチリ、お嬢さんの両親が見えたからだ。彼らは後ろに頭の良さそうな、多分弁護士的な人を連れていた。
この前から立ち聞きしてるけれど、一向に進退きわまるって感じだ。学校側は責任を負いたくない。家の方は娘が誘拐されたのはそっちのせいだと認めさせて謝らせたい。ついでにちょっと娘に権限が欲しいと来た。
汚い大人の世界って感じ。
僕は壁の汚れや床を綺麗にするふりをしながら、人がいない時はドアに耳をくっつけて立ち聞きする。
だいたいは前を同じような内容だ。
「まず、学校にいた時に誘拐されたのかもわからないではないですか」
「寮にも帰った記録はありませんし、学校の正門の方だって覚えてないとおっしゃってるんですよ? ここの従業員の方が攫ったんじゃありませんの?! もしくは、不審者を入れてしまったとか……」
「まさか! うちの警備は万全です! むしろ、お嬢さんがこっそり出たかもしれませんよ」
「うちの娘をバカにする気か!」
「いいえ、そんなことはありませんよ。でもね、そちらのお嬢さんは婚約者のディックくんとうまく行ってないようで……」
「自作自演と言いたいんですの?! まさか、そんなはずないでしょう! バカにしないでください!」
「だからね、奥様……」
うーん、学校側までかよ……。
爪は送れないし、豚の血付きくらいなら送れるな。適当に怪我させて、包帯巻けばいいんだし。むしろ、髪の毛をばっさり切って、送りつける?
「犯人からの手紙は来てないんですか?」
「来てますわよ! 髪の毛が入っていて、次は爪を剥ぐぞと……!」
「でも、一週間以上経っているのに、次が送られて来ない……。変ですよ」
「まあ……!」
まじか。
うーん、手紙、書かせるか。そんで、髪、もう一回送りつけるか? うーん……。あのお嬢さんを痛めつける真似するのは嫌だし……。家に帰ってから考えるか。
僕は彼らの話し合いみたいなものが終わるまでドアの前に張り付いていた。
家に戻り、このことを報告すると、お嬢様は「あら、あたくしからの手紙はない方がいいですわ」と言った。
「もしも、あたくしを救ったのをあなたのことにするとするでしょう? そしたら、あたくしの手紙が出て来たら、きっと変だと思われますわ。犯人は架空の人物で捕まるはずはないように、顔はわからないってことにしなければいけませんもの。そしたら、あたくし、昏睡してて覚えてないというのが一番いいでしょう?
それでいくと、手紙はなしの方向がいいと思いますわ」
「そうか……。でも、このままじゃ信憑性ってのがなくなるよ。ねえ」
「うん。そもそも、お兄ちゃんがこんな罪深いことしなければいい話なのよ?」
「ごめんって」
「信憑性なら作れますわ。先にあたくしがあたくしとわかられないように、髪の毛を先に切っておいたってことにしておきますの。犯人はお金が欲しい。でも、その交渉材料はいない。だとしたら、髪の毛だけで、どうにか脅しつけて、お金をもらおうとするはず。あたくしの手紙なしで、捕まえていると勘違いさせるんですの」
「髪の毛、切りたいの?」
「うふ、実はそうですの! あたくしね、ここの窓からこっそり眺めてると、短い髪の毛の方もいらっしゃって、とってもかっこいいと思いましたの!だから、ばっさりやってちょうだい!」
「本当にいいの?」
「ここまで切ってくださる? まあ、あたくしの綺麗な髪がなくなるってことはとっても、あなたにとっても残念なことかもしれませんけど、安心なさって、いずれ伸びますわ」
「いや、僕は全然残念とは思わないけど」
「あら! 素直に残念だ、君の長い髪が好きなのにっておっしゃってもよろしいんですのよ?」
「思ってないから、言わねえよ! 切るからな!」
僕と妹は協力しながら、このお嬢さんの髪の毛をバツバツ切った。肩より少し上くらいまでだ。まあまあ、いいできだぞ。
お嬢さんは家に一つだけある割れかけの鏡で右や左や襟元を見ながら「素敵!」と喜んだ。喜んでもらえてなによりだ。
彼女は鏡を見つめながら「ディックは、あたくしを見たらどうおもうかしら」と言った。
「絶対にかわいいって思うよ! ね、お兄ちゃん」
「そうだね。とりあえず、びっくりはすると思うよ」
「うふ、当然ですわ。あたくし美しくたおやかで可愛く可憐ですもの。どんな髪型でも似合ってしまうのは事実ですわ。それにしても、ようやっと素直になりましたのね」
「は?」
「あたくし、嬉しいですわ。素直が一番でしてよ、アーサー。もっと可愛いとか可憐だとか、美しく眩しいとか、褒めてもいいんですのよ! でも、あたくしの一番はディックですから、あなたにはなびきませんけど」
「話の流れをちゃんと汲めよ! 僕はまったくそう思ってないし、妹の方が可愛い!」
「お、お兄ちゃん! そんなことないでしょ!」
「あら、ギャビーさんはあたくしと同じくらい、美しくたおやかで可愛く可憐ですわ。もう少し太れたらいいんですけど……」
「お前、わかってるじゃないか……。そうなんだよ、うちの妹、天使なんだよ! 優しいし、かわいいし、明るいし、気遣いはできるし、親切で! もうまじ天使!」
「お兄ちゃん! 恥ずかしいから!」
「わかりますわ。ギャビーさんは優しいですし、とっても真摯な方だわ。妹に欲しいくらい」
「スージー!」
「僕の妹だからな」
「あら、あたくし姉貴分くらいにはなれますわ。あなたができない女同士の交流しますもの」
「クソ……。でも、ギャビーは僕のことが一番好きって言ってくれたし?」
「あたくしだって、今まで見て来た女の子の中で一番綺麗だって言ってくれましたわ」
こいつ……。
うちの妹は天使だし、だれからにも可愛がられるけど、こいつ、僕に対抗して来やがったぞ! 僕がガブリエルのお兄ちゃんなんだからな!
僕らがガブリエルを巡って、ばちばち火花を飛ばしていると、妹が割って入り「恥ずかしいから、ほんとやめて!」と真っ赤な顔で叫んだ。
かわいいかよ〜〜〜! ほんと天使! かわいい!
僕は妹のために争いをやめることにした。
ほんと妹かわいいよおおおおおお!!!!