いじめられっ子は復讐がしたい
@AlphA3902 あるふあは人です。
いじめ…という唐突な単語
それに関わる人は大きくわけて3つ加害者、被害者、そして傍観者です。この中で傍観者はどうでもよいのです。傍観者なんて何もしないから傍観者なのであっていじめと深く関わりはないでしょう。
次いで加害者ですが人が誰かに対して不快感を煽るような言動をとったり暴力をふるったりするのには勿論理由があります。
自分より優れているものに対しての劣等感から生じる嫉妬、それを愉悦とする快楽主義、自分がいじめられたくないから、それが自らの地位を格付けるものであるからなど理由は様々です。
そんな加害者をどう思いますか?それのために自分が犠牲にされる…そんな気分はもう…絶対に、、、
『許せるはずがない』
もう夏休みも近く給食前の教室は賑やかだ。
本を読む者、友達と話す者、スマホを触る者、そしていじめる者といじめられる者…
僕はいま地面に膝を付き体中を殴られ蹴られてそれはもう自分でも醜かった…(だがそれ以上に僕をいじめるあいつらが…あいつらが鬱陶しい)とは思うもののどうすることも出来ない。他人に相談する勇気はないし、喧嘩なんてしたら僕がKOされるしね…
でも先生に怒られたくらいで収まるはずもない、なにかあいつらを恐怖に陥れ、二度と僕をいじめるなんてことがないようなトラウマを植え付けてやりたい。
僕にそんな感情が芽生え始めた。
勿論僕には友達はおらずそれどころか親にさえ見放され1人バイトで生計をたてている。何もしていないのにいきなり殴られ、蹴られ、罵られ、汚され、笑われ見世物にされる…傍観者に何かしろとは言わない。僕と立場が違えば僕だって何も出来ないだろうから、だから僕自身がこれを解決するしかない。その為にはまず力が必要だ。俺には1つ才能があった。勉強ができる、頭がいい、そして人を騙すのがうまい。こんな能力は詐欺師にでもなるのかというような能力だがこれだけ使える能力はない。
まずは人員が必要だな。根回しをすればいい。僕は少しガラの悪い男子5人くらいを唆しいもしない架空の美少女を餌にしてつってやった、ちょろいものだな。
だが使えるあいつら全員に復讐するまで存分にこき使ってやろう。人員はこれでいい、あとはシチュエーションをつくる、あいつらを絶望させて人間として再起出来ないほどに壊してやる。神崎茜、緑川真司、桜志保、時雨宗司、この4人だ…こいつらのうちの女子は雇ったやつににレイプでもさせてそのうちの男子に見せつけてやろう、そしてそれを録画してネットにでもアップして明日から人前に出れないようにしてやろうか、男子には下水道にでも裸で放り込んでその一部始終を撮影して勿論ネットにアップしてやる。僕の友達に世界で有名なブロガーがいるからそいつに拡散は任せよう。僕はいま希望に満ちている、いつもいじめられ不快でクソみたいな人生が今はとても楽しい…復讐が人の絶望がこんなにも楽しいなんて、復讐は明日にしよう。今すぐにでも準備をするさ…『明日がとても楽しみだよ』
…時間はすぎ次の日の放課後
いつもの4人組が僕のいる屋上へきた…
『ちょっと何か用?』
『豚の分際で俺を呼んでただですむとでも思ってんのかよ、おい』
『クスクス』
『ねぇ、こんなのほっといて早く帰ろうよ』
こいつらひどいなあせっかくのプレゼントを用意したんだから無下に拒絶しないでもらいたいね。
『やれ』
僕の合図で僕の雇ったものたちが女子二人に襲いかかる二人の男子は何も出来ず拘束される。間抜けなやつらだ、まあ存分に味わってくれよ。
雇われた男達は女生徒の制服を剥ぎ取り下着を切り落とし露見されるその肌を、体を貪る。
『いやぁ、やめてぇぇぇ!!あぁぁぁ』
『きゃぁぁ!!痛いっ!!痛いの!!』
この叫び声がたまらなく心地いい、僕をいじめた罪をその身であがなえ。
屋上で撮影されながらつかれて出されてもまた次の男と交代して3時間以上ずっと出され続けている…体中汚れ服は原型を留めていない。ずっと叫んでいたが途中からもう諦めたように少し涙が出ていた,滑稽だなあ、男子の方は凄い顔だな、まああたりまえか親しい女子が目の前で犯されるんだからな、すごく気分がいいよ。
『こいつら全裸にして下水道に流してこい』
『へいへい』
男につれていかれその男子はなんと惨めなんだろう。
まあ足掻いてくれよ、そうでないとつまらないからね。
そして本番はここからだ、女子生徒の淫行と男子の奇行を撮影したからな、友達のブロガーに連絡して拡散してもおう。これで仕上げだ、最高だ、人生で最も気分がいい。念願の復讐が果たせたのだから。
『こいつら好きにしていいんすか』
『好きにすればいい』
もうこんなアバズレに会うことはないだろう。こいつらはもう人前には出られないからなぁ。笑いが止まらない。とてつもなく滑稽でおもしろい、楽しい。こんなに復讐が楽しいなんてなあ。
………
次の日にはそれは若者の間では有名な1件だった。
LI〇Eニュースではとりあげられ学校中その話題で尽きない。
クラスメイトから黄色い声があがる。
『あいつらレイプされたんだってな』
『うけるwww』
『いいなあ、俺もまざりてえ!』
『おいおいこれは…』
大衆に醜態が知れ渡り、就職どころか人生にかなりの影響が出ただろうな。
もう人として生きれないゴミだ。僕をゴミと呼んでいたヤツらが今日、ゴミになった。
だが…これからどうしようか。
復讐を終えた僕にはもう人生は必要ない。生き甲斐を失ってしまった…
復讐というのは後になってなにも残らないな…だが後悔はしていない。僕は僕の目的を果たしたんだ。
もう何も無い空っぽの僕…復讐のときの感情は忘れられない。
『そうだ、復讐屋でもしようかな』
そんな考えがふと浮かんだ…
あとがき
作者のあるふあ(@AlphA3902)です。
自分はいじめにあまり経験がないのでこんな事を書くのもなんですが1つのなにか文が書きたくてまとめたものです。ここまで読んでいただきありがとうございました。