第1話 不幸な転移
晴天の下、周りになにも見えないような大草原。その場に1人の男が歩いていた。
男といっても高校三年ぐらいの少年だ。少年があたりをキョロキョロと見渡した。
周りを見渡しても、木、草のみしか認識できなかった。どうも異世界生活開始とは言えない。
「ずいぶん思ってたのと....違いすぎ....だな...」
青空の果までひびきそうな声が響く。
さてどうしてこうなったのか。
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この少年は 、本田 歩輝。17歳。見た目の特徴はというと長い髪(いわゆるロン毛)だけ。
ブスではないがイケメンでもない。趣味は、テニスとピアノと絵を描くこと。
他にご自慢の特技というものはなにもない。学力はそこそこあった。コミュニティ関係は男は少し、女の子とはまったくの無縁。
他に人を見下す癖があり、この癖が原因でいじめられ高校を中退した。
まったくろくなもんじゃない。
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先程から1時間あたり歩いているが、なにも見えてこない。汗はダラダラ。足はズキズキと痛む。自分が本当に前に進んでいるのか心配になる。
「クソすぎ...。熱中症なったらどう責任とってくれるの神様。。。」
アユキは前進を諦め、草の上に大の字になり腹を青空にむかせる。その果てしない青空を見てついに我慢の一線を越えた。草をかきむしり、大声で叫ぶ。 自分の全てをさらけ出すかのように。
しかしそこで、自分の無力さを知ることとなる。
ホンダ アユキはそこで初めて死を覚悟した。
最後にできることは、無限の果て広さを持っている青空に、神様に、向かって右手の中指を立てること。
右手に力をいれ、青空へ向ける。そしてあれをいう。
「 fuck you」
そう口にした時だった。青空が黒空に一瞬でかわり、世界は闇に堕ちる。




