19「作戦までの一週間 5 ユウとアスティ、銃の訓練をする」
ディースナトゥラの様子を丸一日ほどかけてじっくり調べた後、私は地下に戻って、あの香水売りの女の子の様子を見に行った。
無事に修理が終わったようで、彼女の母親はすっかり正常な状態になっていた。親子揃って改めてお礼を言われ、くすぐったい気分になってしまった。
それからアジトに帰って男に戻り、身体を拭いてからぐっすり寝た。色んなところを歩き回って疲れていたからか、睡眠は深かったようだ。
気が付くと、頬をつんつんと指でつつかれている感触があった。女の声が聞こえる。
「ユウくん。おはよ」
「う、ん……もうちょっとだけ寝かせて……アリス……」
「あはは。寝ぼけちゃって。かわいいな」
まだ眠い目をこすって開けると、ベッドに腰かけて、俺に柔らかく微笑みかけるアスティの顔がすぐ近くに映った。段々意識がはっきりしてきた俺は、ゆっくりと身体を起こした。
「あれ、アスティ。どうして俺の部屋に?」
「今日が実質最後の自由日だからねー。これに付き合ってくれるって約束でしょ?」
彼女は楽しそうな顔で、腰のホルスターをぽんと叩いた。銃の訓練か。
「そうだったな」
ベッドに備え付けられたデジタル時計に目を向けると、まだ朝の七時を過ぎたところだった。
ところで、この世界の一日は地球よりも長い。日が落ちるのが妙に遅かったから何となく予想は付いていたが、実際約三十時間もある。
なのに睡眠時間は特に変わらないから、起きている間の活動時間が単純に地球より六時間長い。だから、どうも普段より疲れてしまうのだった。それでもやっと長めの一日にも慣れて、違和感が少なくなってきたところだ。
「しかし、何だってこんなに朝早くから」
「それはねー。えへへ。せっかくだから、ユウくんにも軽く銃をレクチャーしてあげようと思いまして」
彼女は得意顔で胸を張った。ボーイッシュだが出るところはきちんと出ている彼女がそれをすると、胸のラインがしっかり強調されて、こう言うのもあれだけど、言葉通り胸をぐっと張ってる感じで妙に様になっていた。
それにしても――彼女が着ているジャケットから、無邪気に肌蹴させている薄手のシャツに、ぴったりと胸が張り付いてブラが透けているのは、何とも扇情的で目のやり場に困るというか。
そんな彼女は、俺の視線など気にも留めずに、「みんなスレイス派であたしだけ銃で、寂しいからねー」とうんうん頷いている。
「ユウくんは銃の経験ある?」
「えーと――あると言えばあるのか。ずっと小さいときに、母さんに何度か握らせてもらったきりだな。母さんが撃つところは何度も見たことあるんだけど、俺自身は数えるほどしか使ったことないよ」
それでも実際に使ったことある時点で、十分日本人としちゃおかしいんだけどな。あの母さんの無茶ぶりにもほどがある熱血指導が脳裏に蘇って、苦笑いしたくなるような気持ちになった。
「じゃあ初心者だねー。ちなみにそのお母さんの腕前はどのくらい?」
これについては、答えはもうはっきりしていた。
「一言で言えば天才だった。どんな離れた場所でも百発百中で、誰よりもずっと素早く正確に当てるんだ」
母さんは、銃火器の取り扱いにかけては右に出る者はいなかった。早撃ちからスナイプまで、ありとあらゆる面で超人的な腕前を誇っていた。本当に同じ世界の人間とは思えないくらい凄かった。実際異世界仕込みらしいから、半分そうみたいなものなんだけど。
「ほうほう。このアスティちゃんと、どっちが上手いのかしらねえ」
俺の言葉を聞いたアスティは、妙に対抗意識を燃やし始めたみたいだった。目に火が付いたようにギラギラしている。
「さあ。君の腕前を見たことないから、なんとも言えないな」
正直に言ったら、ますます彼女を燃え上がらせてしまったようだ。
「むむう~。あたし、負けないよ! ユウくんにあたしの実力、見せてあげるからね!」
そう言うや否や、彼女は俺の袖を取って強く引っ張ってきた。
「さ、早く朝ご飯食べて射撃場にいこ!」
「お、おい」
「ほら寝ぼすけさん。しゃきっとするの!」
俺は彼女に袖を引っ張られるままついて行った。
この人はどうも、所々俺をリードしたがるところがあるというか、どうしてもお姉さん面したいようだ。
見た目はともかく、実際はこっちの方が年上だから、そんな弟分みたいな扱いをされると、少し微妙な気分になってしまう。けど、前を歩く彼女の嬉しそうな顔を見ると、何も言えないのだった。
まあそれで気が済むならさせておいてあげてもいいか。別に困るわけでもないし。
朝食を済ませた俺たちは、アスティの部屋で彼女のライフルケースを回収した後、すぐに射撃場へ向かった。
彼女は、遥か遠くに設置された人型の的を見つめてから、両腰のホルスターに目を下ろした。きらりと重厚な金属光沢を放つハンドガンは、こちらからもホルスターの隙間から覗くことが出来た。
ハンドガンか。
ルナトープのメンバーは、自分専用のライフルを持つ目の前の彼女以外を除いて、銃はハンドガンしか装備していないようだった。
実のところ、俺はかねてよりこのことを疑問に思っていた。確かにハンドガンでも役に立たないことはないが、兵器としての実用性で言えば、他にもっと強力で有用な銃はあるだろうに。気になった俺は、彼女に尋ねてみることにした。
「ところで、ルナトープって、一応軍小隊なんだよな」
「そうだよー。この前着てた服も、ヒュミテの軍服だし」
「ならどうして、みんなわざわざハンドガンなんてちゃっちい武器を装備しているんだ?」
「へ? ちゃっちい?」
アスティは意味がわからないとばかりに首を傾げていた。またこの世界の常識に反するような変なこと言っちゃったかなと思いつつも、俺は続けた。
「いや、他にもっと良い武器はないのかなと思ってさ。君なんてスレイスも持ってないだろ。軍の歩兵は、確かアサルトライフルが主流なんじゃなかったっけ」
少なくとも、地球の常識ではそうだった。いや、常識というわけでもないか。昔母さんが熱く語ってたから、覚えてるだけなんだけど。
アサルトライフル。第二次大戦頃から本格的に使われるようになったこの武器は、持ち運びに適した大きさを保ったまま、せいぜいが有効射程数十メートル程度に過ぎないハンドガンに対して、優に数百メートルもの有効射程を誇っている。セミオート単射とフルオート連射を切り替えて使うことで、旧来のライフルが担っていた遠距離狙撃と、マシンガンが担っていた近・中距離での掃射とを、これ一つだけで行うことの出来る画期的な兵器だった。その有用性から、様々な改良を経て、現在も軍隊における歩兵用兵器の中核を担う存在となっている。
ハンドガンは、その銃身の小ささゆえに、撃つ際に反動で砲口がぶれやすく、狙いが付けにくい。いかにも初心者向けな見た目に反して、まともに標的に当てられるようになるには、相当な訓練が必要なのである。
一方のアサルトライフルは、ごつい見た目に反して、反動は小さく狙いが付けやすいように設計されている。たとえ女子供であっても、数日の正規な訓練を積めば、百メートル先の的にも弾を当てることが出来るようになると言う。有効射程距離の差は言うまでもない。
少々大きくてかさばることを除けば、アサルトライフルのハンドガンに対する優位は明らかだった。
さらに言うと、地球では、防弾装備の進歩もあって、ハンドガンでは威力不足が目立つようになった。以前は第一線で活躍出来たのが、今では護身や警護といった用途に使われる程度に成り下がってしまっている。
どうやらこっちの世界にも、普通にライフルがあるみたいだから、当然みんなそちらを使うものではないかと、密かに疑問に思っていたわけで。
とまあべらべら語ってみたけど、母さんの銃談義は全然こんなものじゃなかったよ。受け売りだけでこんなに語れてしまうことに、自分でもちょっと引いた。
俺の疑問を聞いた彼女は、やや興味を示したように口元を緩めた。
「んー。なるほど。でもね、それは二昔前の話だよ。技術革新のおかげで、最近は質の良いものだとね、ハンドガンでも有効射程距離が数百メートル以上になってるんだよー」
「そうなのか?」
「そうそう。反動もほんと小さいし、精度もすごく良いし。そこまで性能上がっちゃうと、実際の戦闘ではもう十分だからね。銃が大きいとそれだけ持ち運びが負担になって、スレイスを扱いにくいから、うちのメンバーはみんなハンドガンの方を使ってるの」
「なるほど……」
技術の進歩によって、ハンドガンがまた復権を果たしたというわけか。こんな小さな銃身で数百メートルも弾を飛ばすなんて、やはり恐ろしい科学力なんだな。
「と言ってもね、アサルトライフルは完全に廃れたわけじゃないよ。ハンドガンと同じように、ライフルも進歩してるわけで」
アスティはにやっと笑うと、ライフルケースから立派なアサルトライフルを取り出した。かなり使い込んだ跡はあるが、隅から隅まできちんと整備されていることが一目でわかる手の行き届きようだった。彼女はそれをちゃっと構えて、大得意に見せびらかした。
「じゃじゃーん! なんとあたしが持っていたのは、まさにそのアサルトライフル、しかも特注のスナイパー仕様なのでした! あたしはこれで、四キロくらい先のものまでなら、ビシッと命中出来ちゃいます!」
「四キロ!?」
それって滅茶苦茶凄いんじゃ。普通は狙撃って言っても、一キロか精々二キロ少しだぞ。そもそも地球で四キロもまともに弾が飛ぶ銃なんてあったか? 強力な対物ライフルでもどうか怪しい。しかもあれは、あまり人に向けるものじゃなくて、その名の通り戦車とかに使うものだからな。
しかし、四キロは本当に凄い。そんな神業出来る人なんて――あ、母さんが対物ライフルで普通にやってたかも。
あの人、地球にいながら異世界人とガチで張り合ってるよ……
「どう? すごいでしょ!」
「うん。驚いたよ」
すっかり得意になった彼女は、ちょんちょんと俺の肩を叩いて可愛らしく言った。
「ユウくん。あの的をよーく見ててね」
ずっと向こうには、例の人型の的があった。
彼女は一つ深呼吸すると、右のホルスターからさっと滑るように銃を取り出した。そして瞬く間に銃を構えると、間を置かずして、トリガーを素早く何度も引いた。
銃声が四回鳴り響く。
再び的の方へ目を向けると、心臓と頭のど真ん中を正確に二発ずつ撃ち抜いていた。
クイックドローからの、四連射。見事な早業だった。
硝煙が上がる銃口に息をふっと吹きかけて、彼女はこちらを気持ち良いくらいのどや顔で振り返った。
これくらいあからさまにやられると、かえってウザくなかった。むしろ微笑ましいほどだ。
「どうよ。やるでしょ、あたし。ユウくんのお母さんと、どっちが上手かった? ねえねえ」
「母さんも同じくらいのことはやってたかな。でもほんとすごいね。感心したよ」
すると彼女は、どうやらこの返答を気に入らなかったようで、ちょっぴり悔しげに顔を歪めていた。
「うぐぐ――まあいいわ。じゃあ、ユウくんもとりあえずやってみて。あたしが見てあげるから」
すぐにけろっとした顔の彼女に、射撃をやってみるように促された。
射撃とか本当に久しぶりなんだけど、ちゃんとやれるだろうか。
「そういや、ここに左利き用の銃あったかな」
壁際の透明なケースの中に飾られている銃器類は、好きに使って良いことになっていたが、どれも右利き用ばかりのようだった。
「そっか。ユウくん左利きだったね。いいよ。あたしの左手用の銃貸してあげるよ」
「お。サンキュー」
彼女から愛用の銃を手渡された。フル金属製のそれは、手にのしかかるようにずしりと重く感じられた。
俺は左手でグリップを持ち、右手をそっと添えて、しっかりと両手で銃を構えた。
狙いは、こんなものかな。
出来るだけ照準と的が真っ直ぐになるように調整して、トリガーを引いた。銃声が耳をつんざく。
人型の的のどこにも、穴は空かなかった。
あれ、外した。くそ。もう一回。
自分なりによく狙って撃つと、今度は腹の下の方にヒットしてくれた。
よし。この調子だ。
しかし、後が続かなかった。計六発の弾丸を放ったが、結局当たったのはその一発だけで、あとは惜しいのが二発、見当違いの方向に飛んだのが二発。何とも素人臭い残念な結果に終わってしまった。
「ふふ。まあ最初はそんなものだよ。一発当たっただけでも上出来上出来」
肩を落とす俺に、アスティが優しく慰めてくれたが、俺は悔しかった。
どうやら母さんの才能は、俺には一切引き継がれなかったらしい。もうちょっと上手く出来ると思っていただけに、落胆も大きかった。
すると、中から「私」が話しかけてきた。
『ねえ、ユウ』
『どうした』
『いや、ちょっと私にも一緒にやらせて欲しいなって。なんか血が騒いじゃって』
射撃をか。普段はずっと大人しく俺の様子を見守ってるのに、どうして急にまた。ああそうか。
『そう言えば、君の中には母さんがいるんだったね』
理由と言えば、これくらいしか考えられなかった。要するに君の中の母さんの血が騒いだってことだろう。
『そうだよ。ちなみに私は、母さんの記憶を核にして生まれたんだって。それで、私は君が望んだから現れたわけだから――ふふ。つまりあなたは、母さんが欲しかったってことだよね。ユウってマザコンだね』
『またからかって。全部事情知ってるくせに。いいんだよ。男はみんなマザコンだって言うだろ』
『そうでしたね。で、くっついていい?』
『どうぞ』
「どうしたの? 急に女の子になって」
「まあ見てて」
不思議そうな顔をするアスティを尻目に、私は改めてすっと銃を構え直した。今度こそ絶対に当ててやる。
狙いを付けようとしたとき、私を不思議な感覚が襲った。
あれ――視える。
なぜだろうか。私には一体どうすれば的に当たるのか。銃を向ける角度や撃ち方が、すっとわかったのだった。
私は今度こそ当たるという確信を持って、左手だけで構えたままの状態で、トリガーを引いた。
ズガガガガガガン!
六連射。六発の弾丸を一気に放つ。
「ほわ!?」
いきなりの素人離れした動きに、横で見ていたアスティが素っ頓狂な声を上げた。
結果は驚くべきものだった。頭に三発、心臓にも三発とも命中。ほんの少しだけ命中位置のばらつきはあったものの、奇しくもアスティの成し遂げた四連射を、数だけは上回るパフォーマンスを見せてしまった。
これ、私がやったの!?
撃つときは変な自信があったのに、終わってみれば、自分で自分が信じられなかった。
アスティの方を見ると、彼女は目を真ん丸にして放心していた。
「あたしと……全然、遜色ないじゃん……」
よっぽどショックだったのだろうか、彼女は右手に持っていた愛銃を、ポトリとその場に落としてしまった。俯いて、ふるふると肩を震わせている。
大丈夫だろうか。心配になって、声をかけようとしたとき――
彼女が顔を上げた。びっくりするぐらい満面の笑顔だった。その目はこれ以上ないくらいキラキラと輝いている。
彼女は、飛びつくように私に迫ってきた。そして、両手を強く握られた。
「ユウちゃん! すごいよ! すごいよ!」
腕が取れるんじゃないかってくらい、ぶんぶん振り回してくる。それからまた、背骨が折れるんじゃないかってくらいぎゅっと力強く抱きしめられた。
く、苦しいよ。突然の抱擁に、嬉しさ二割困惑八割だった。
ようやく腕の力が緩められたと思ったら、今度は質問攻めが始まった。
「どうしてそんな急に出来るようになっちゃったの?」
「なんか――女になったら出来ちゃった、みたいな」
自分でもよくわからないから、ぽつりと正直に答えたが、彼女は納得がいかないようだった。
「どういうことよ!?」
「母さんの動きをこっちの身体が覚えてた、というか?」
まあたぶん経験を全てそのまま使えるとかいう私の能力【神の器】のおかげなんだろうけど……
アスティは渋々納得してくれた。すっかり感心している様子だった。
「君のお母さん、相当のやり手だね。今の動きだけでよーくわかったわ。これは負けてられないなー」
彼女はぐっと握りこぶしを作って意気込むと、またニコニコしながらぐわっと迫って来た。
「それよりユウちゃん! その才能を生かさないのはもったいないよ! どうして今まで射撃やってこなかったの!?」
責めるような口調で強く問い詰められた私は、困ってしまってしどろもどろになりながら答えた。
「いや、これと言って銃に触れる機会がなかったから……」
地球では、母さんが死んだ後はそんな物騒な代物には縁がなかった。それにここまでずっと魔法が使える世界ばかりだったから、銃火器類の必要性がなかったのだろう。どの世界でも銃は発明されることはなく、どこにも存在しなかった。
「うわーもったいない! 超もったいない!」
こんなに感情丸出しで叫ぶアスティは、見たことがなかった。彼女は射撃のことになると、どうも人が変わるみたいだ。母さんにしても、銃のことになると異様に熱くなってたし。ガンマニアってみんなこうなの?
「でもね。今からでも遅くないよ! ユウちゃんの腕なら、すぐにもっと完璧になれるよ! ぜったいなれる!」
興奮した彼女はまくし立てるようにそう言って、ぱちりとウインクした。
「よーし! このあたしが、持てる全てを精一杯叩き込んじゃうからねー」
「あのー。アスティさん?」
なんか話が勝手に進んでるような。だが、すっかりその気になってしまった彼女からは、もう逃げることは出来なかった。
「はい銃持って! 時間が惜しいわ! 今すぐ始めるの!」
「え、ええ!?」
「ほら! さっさとしなさい!」
「は、はい!」
こうして私はほぼ徹夜で、情熱に燃えるアスティから、銃火器の取り扱いの基本を叩き込まれることとなるのだった。
母さん譲りの素質と完全学習能力のおかげもあって、その日だけで私はとりあえず一通りのことは出来るようになった。まだ実戦レベルでどこまで役に立つかはわからないが、ともかくこの世界においても女のままで戦う術が一応は出来たわけだ。これは私にとって大きな一歩だった。
ただ、アスティは、教えたいことが多過ぎて夢中だったのか、指導はとにかく遠慮というものがない詰め込みっぷりで、厳しかったイネア先生とはまた別のベクトルでスパルタだった。
終わる頃には、私はすっかりくたくたになってしまった。今日だけでは全然教え足りなかったらしく、次の特訓の約束を強引に取り付けられたのは言うまでもない。
こんな調子で、私は作戦までの残り数日を、アジトやルナトープのメンバーと親睦を深めながら過ごしていった。そしてついに、ヒュミテ王救出作戦決行当日を迎えるのだった。




