十六話 コーデ
―砂浜―
皆寝てる。
起きてるのは、俺と美浦、あと恋のキューピッド的な立ち位置に居る悠七。
なんで俺と美浦との恋路を見たがるのかは知らない。
多分面白がってるんだろうな。
そういう性格だっていうのは、顔でわかったから。
まだ、少し暗い朝。
肌寒さを感じ、震える。
だって俺パジャマかジャージくらいしか持ってねぇもん。
打って変わって、恐らく美浦の方は⋯、本気なんだろうな。
夏だから、薄い感じの白いドレス⋯、とか?
最近こっちの世界でも流行ってきた、デニムとか?
短いながらも魅力を大いに放つ、短パンとか?
まぁ何を着るかわからんが、そうやって妄想を膨らませ、期待をしつつ、美浦が来るのを待つ。
「⋯あ、お、お⋯、おm、おまたs⋯、あぁ、噛む!!」
「ちょ、わざと過ぎて卑猥な単語が出てきちゃってるよ!」
「雪崩に影響されすぎよ悠七⋯!そんなこと言ったつもりないし。」
「何よそれ〜、負け惜しみ〜?」
「違うって!!」
口喧嘩しながら近付いてきたのは、白いミニスカの髪を解いた状態の美浦と、白いTシャツにデニムを掛け合わせたショートヘアの悠七だ。
美浦⋯、お前めっちゃ可愛らしくて素敵だぞ⋯!!
海辺の雰囲気とよく合ってて、センスあるなと目を丸くさせた。
「ど、どう⋯?」
「めっちゃ良いじゃん!夏っぽさが出てて可愛い!美浦すげぇや!!」
「すごい褒めるじゃん隆真くん、私のは?」
「カッコよくてお洒落で、悠七らしいと思うぜ。」
「ちょ、私だけなんか軽くね!?」
といった感じで、服装報告は終わり。
この後の詳しい出来事は番外編をどうぞ。
つづく




