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第16話 鎌男

第16話 鎌男

柳井と別れ、深夜寝静まった頃...

部屋に鎌を持った男の霊が現れる。

果たして、渡はどうなってしまうのか...?

 「なにしてんの」

部屋に広がる異様な光景を前にし、僕はそんな疑問を口に出してしまう。


ゲームをする狐...

そう、柳井さんとクロは、ゲームを映すモニターを前に、

並んで対戦をしていた。


クロの手元からは、コントローラーの操作音が聞こえる。

えっ?クロってゲームできるの?


柳井「あっ!お帰りなさ~い!」

クロ「ムッ!?私の分も買ってきたのかッ!?」


手に持っている2つのプリンを見て、クロは言った。

「これは僕んだ」

クロ「ちぇっ」


柳井「それじゃあ食べましょうか!」

「うん。」


そうして、17時半ごろまで目一杯遊び、柳井さんと別れ帰路に着くのだった。



ーー深夜1時ーー

ふと目が覚めてしまった。

ぎぃ...

ドアが開く音がする。

クロ?

いや違う。

クロは横で寝ている。


誰だ?

うっすら目を開ける。


夜、僕は基本的にベッド脇にあるランプで部屋を少しだけ照らしている。

そのためドアの方が少しだけ見えるのだが...


居た。

長髪だがガタイがいい。

おそらく男だろう。


カンッカンッ

金属音がしてくる。

「クロっ!!」

バッと起き上がり、音の方に目をやる。


学校だ。

あれ?僕今までどこに居た?

自分の部屋だ。

そうだ。今僕は自分の部屋で寝ていた。

寝ていたはずなんだ。


でも、今はどうだろう。

学校にいる。

深夜の学校だ。

なんで?


あの鎌を持った男...多分だがあいつの仕業だろう。

祓えば家に戻ることが出来るのだろうか...


カンッカンッ


来た。

とりあえず札を使おうとする。

いや、今の僕に祓えるのだろうか?


僕の力は柳井さんあってのモノだ。

一人では祓えない。


逃げよう!


とにかくがむしゃらに走る。


ここは内装的に三階だ。


このまま走り続ければ一階まで続く階段がある。


カッカンッカンカンッ!


後ろから連続で金属音がする。


来てる。


追い付かれるか?


考えても仕方がない。


走れ


足を動かせ


もうすぐ階段だ


ガンッガンガンガンガンッ


音が近い。


多分真後ろにいる。


階段だ


階段に着い


ザンッ!


「がッ!!!」


え?


切られた?


死んだのか?


意識が...


っ!?


生きてる?


僕は首が飛んだはずだ。


じゃあ、なんで?



ーーーなんで最初に戻ってるんだーーー



いやぁ、急なホラー回ですよね

次回もホラー回なんでお楽しみに!

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