第10話 休日
第10話 休日
なにもするこのがなく暇をしていた渡。
すると、スマホの着信音が鳴った。
確認するとそれは柳井からの遊びの誘いだった。
柳井の家で休日を過ごすことになった渡であった。
休日だ。
休日なのだ。
何て素晴らしいんだ。
休日か。
休日...
ーー休日って何すればいいんだ?ーー
ピロンッ
スマホの着信音が鳴った。
最近僕に連絡してくる人間なんて一人しかいない。
柳井「遊びましょう!」
「急だね」
柳井「どうせ暇ですよね?」
「残念ながら」
柳井「え?」
「暇です」
柳井「でしょうねぇ!」
「遊ぶって言ったってどこで?」
柳井「うち来ます?」
「いいの?」
柳井「はい!それじゃあ迎えに行きますね~!」
ピーンポーン
インターホンが鳴った。
嘘だろ...
ドアを開ける。
柳井さんがいた。
「早くない!?」
柳井「家から向かってきながら連絡してましたからね」
「じゃあちょっと待ってて!支度してくるから!」
柳井「はーい!」
ーーー数分後ーーー
急いで支度し、柳井さんと家を出発する。
「休みの日って何すればいいんだろうね」
柳井「そりゃあ、ゲームしたり、家族とか友達とか、
その...恋人とか...そういう仲のいい人たちと遊んだりとかじゃないですか?」
「そっかぁ」
柳井「そうなんでしょうねぇ」
なんだこのほんわかした会話
そんな会話をしていると、やがて柳井さんの家に着く。
「お邪魔しま~す」
柳井「邪魔すんなら帰ってぇ」
「はーい」
帰ってと言われたなら仕方がない。僕は来た道を引き返した。
5メートルほど歩いたところで柳井さんが呼び戻しに来た。
柳井「ちょちょちょちょ!本当に帰らないでくださいよ!」
「ごめん戻るタイミング見失った」
柳井「さっ!上がって上がって!」
玄関から少し廊下を歩いて左側に階段がある。
その階段を上がって正面の1つ左側が柳井さんの部屋だ。
一度徐霊の手伝いで来たことがあったが、やはりこの家何度見ても広いなぁ
柳井「お茶持ってきますね!」
「おかまってください~」
柳井「随分図々しいですね」
そう言いながら柳井さんは階段を降りて行った。
...少し無防備過ぎるような気がする。
いくら仲がいいとはいえ、異性を自分の部屋に一人にするのは気が引けないのだろうか。
まぁ、それほど信用されているのだろう。
ありがたいことだ。
少し周りを見渡してみる。
全体的にものは少ないが、おしゃれな照明や本棚、部屋の隅々まで小綺麗だ。
手入れはしっかりしているのだろう。
これで部屋がちょっと汚いとかならギャップ萌えで
好感度上がりそうだが、普通にめちゃめちゃ綺麗で逆に少し安心した。
間もなく、階段を上がってくる音がしてくる。
柳井「HELLO!エブリワーン!」
「なになになにぃ!?ビックリしたぁ」
麦茶の入ったコップとお菓子の乗ったお盆を持った柳井さんがわけわからんテンションで部屋に入ってきた。
柳井「どーぞぉ」
「ありがとー」
柳井「で!?何します!?」
「なんかおすすめの遊びとかある?」
柳井「対戦ゲームありますよ!」
柳井さんってそういうゲームやるんだ...
「じゃあやるかぁ!」
柳井「望むところです!!」
そして、対戦ゲームが始まった。
お互いキャラを選択していざ勝負
「あ!やっべっ...くっ...」
柳井「よぉいしょお!!」
「上手くない!?」
柳井「まぁやり込んでますしね!」
まぁまぁ良い勝負だったが、負けてしまった。
柳井「うーん、でもただゲームで遊ぶだけじゃ物足りないし...罰ゲームやりますか!」
「え?」
柳井「それじゃ最初の罰ゲームはぁ...」
待て待て待て?そんなの聞いてないぞ?
柳井「///」
なんだ?
柳井さんの顔が急に赤くなり出した。
柳井「いや!じゃあえぇっとぉ..」
めちゃめちゃ悩むな
柳井「しっぺ...とか...?」
「悩んだわりにショボくない?」
柳井「いいから!はい!腕出してください!」
「...うん」
言われた通り右腕の袖をまくる。
柳井「ほっそぉ」
「しっぺされるよりいやなこと言うのやめて?」
柳井「でも私と同じくらいですよこれ」
「噓ん...」
柳井「それじゃあ行きますよー」
「はい...」
ベチン!!!
えっ?
視界が暗転する。
嘘だろ...
さっきまで腕の細さ同じくらいだなんて話してたのに...
マジですか柳井さん...
ーー二試合目ーー
柳井「次も勝つぞぉ!」
本当に負けられなくなったぞぉ!
画面上のGOサインと共に試合が始まる。
序盤は順調に攻めることができた。
しかし、コンボ始動技を喰らってしまった。
「いや流石にまだ死なないでs」
「えっ?...」
柳井「これ即死コンボですよ」
あっさり死んでしまった。
「マジかよ...」
柳井「それじゃあ罰ゲーーーーム!!」
「嫌ぁ...」
柳井「ええっとですねぇ」
「嫌ア!」
柳井「じゃあ一曲歌ってもらいましょっかね!」
「嫌ア゛ァ!」
すると柳井さんはスマホのカラオケアプリを起動する。
柳井「どれ歌います~?」
仕方がないので取り敢えず得意な曲を選ぶ。
柳井「それじゃあスタート!」
やがて、歌い終わる。
恥ずかしい...
いやわりとマジで
柳井「おお...」
柳井さんが顔を赤くしている
「何で柳井さんが顔赤くしてんの...」
ーーー三試合目ーーー
もう、もう嫌だ。
やりたくないよこれ
しかし無情にも試合は始まり、スティックを動かせばキャラクターも動いてしまう。
しかし、奇跡が起きた。
柳井さんがミスをしたのだ。
すかさず僕は柳井さんのキャラクターにコンボ始動技を叩き込む。
このダメージ量、いける。
そして、コンボを1つのミスもなく完走し、勝った。
そう、勝ったのだ。
勝った!勝ったぞぉ!!
柳井「あぁ...負けちゃいましたね」
「よっし勝った!!やっと勝てたぁ!!」
柳井「それじゃあ、何でもしますよ?」
「へ?」
あぁ、そういえば勝った方が罰ゲームを下せるんだ。
喰らってばかりで忘れてしまっていた。
「うーーん...」
柳井「...」
柳井さんはあのときと同じ上目遣いでこちらを見つめる。
「よし、決めた!」
柳井「はい、それではどうぞ。」
そして、僕は言った。
その罰ゲームを...
いやぁ、どうなるんでしょうかねえ?
渡くんの考えた罰ゲーム。
さぁ、次回をお楽しみにぃ↑




